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更新日:2021年5月25日

災害廃棄物の第2次現地視察について

東日本大震災による災害廃棄物の試験焼却に先立ち、希望する市民を対象に浜松市で受入れる災害廃棄物の搬出元である岩手県(大槌町、山田町)を視察しました(第1次:平成24年5月21~23日、第2次:5月23~25日)。

視察の様子(第2次)

5月23日

(午後6時)
集合場所の平和最終処分場を出発。バスにて岩手県へ移動(車中泊)。

出発時の風景

5月24日

(午前10時30分~11時45分)
大槌町破砕選別施設を視察。空間放射線量率を測定しました。

大槌町破砕選別施設の様子
大槌町の災害廃棄物の空間線量率を測定する様子

静岡県向けの試験焼却災害廃棄物は柱材・角材のみを抽出し破砕したものとするが、まだ準備できていませんでした。

処理施設周辺住民に配慮し、散水の実施や明確なゾーニングに区分された、屋外型の中間処理施設でした。

(午後1時30分~2時45分)
山田町破砕選別施設を視察。空間放射線量率を測定しました。

山田町で空間線量率を測定
破砕した災害廃棄物を選別する設備の説明を受ける住民

静岡県向けの試験焼却用災害廃棄物は、柱材、角材のみを抽出し、1段階目で100mm、2段階目で50mm以下に破砕したものでした。

現地ホテルに宿泊。

5月25日

(午前8時)
現地出発。帰路へ

空間線量率の測定結果

測定機器:NaIシンチレーションサーベイメーター(型式:TCS-172)

測定者:浜松市

単位:μSv/h(マイクロシーベルト/毎時)

場所

バックグラウンド

がれきから1mの高さで1m離れた地点

がれきから1cm離れた地点

平和最終処分場

0.04

-

-

大槌町

0.08

0.07

0.08

山田町

0.08

0.05~0.07

0.04

バックグラウンドとは測定対象から十分に間隔を取った位置での放射線量率です

参加者の感想

  • 仮置場がこれほどひどいとは思わなかった
  • 現状を見る限り、広域処理はやらざるを得ない
  • 平和最終処分場で測定した数値とまったく変わらない数値だったので問題ない
  • 大災害時は他人事でなく、リスクも苦労もみんなで分かちあわなければならないと痛感した
  • 受入れに対しては問題ないが、後々のために受入後の管理記録を残しておくことが大切
  • 視察した自分の責任として、一人でも多くの人に伝えたい
  • 今回のこの発生量からして、広域処理により被災地の復旧復興を支援するべき
  • 広域処理は大変必要だと思う。選別しきれいになった物だけではなく、選別前の物を引き受ける事が出来れば復興は早く進むのにと、もどかしい気持ちです
  • 明日は我が身、今の世の中お互い有事の際は助け合う。自分のことだけ考えない
  • 山田町では分別作業者一人ひとりが、本当にまじめに作業を行っていたのには感心しました。大槌町では機動的にやっていたので、作業が多量に出来ていたと思います
  • 仮置き場には、分別されているものもあるが、大量の未分別のがれきの山も残されており、発火の危険もあり、早期の1次分別が必要
  • 1年以上が経過してもなおあれだけ大量のがれきが残っていることに驚いた。テニスボール、網、炊飯器と生活そのものを感じさせるものが胸についた
  • 岩手県で測定した放射線量率は浜松と同レベルであり、この状態であれば問題なし。非常に安心できた
  • すばらしい企画に参加させていただきありがとうございました。がれきが片付けられて、むき出しになった土台だけの家屋跡に、雑草がはびこり出して、それが自然の中の一部にでもなった様なありさまに、時の流れの早さを感じ、住人達の思いはいかばかりと心が痛みます。一日でも早く復興が出来る様、浜松市として出来る事はもっともっとしていただければと思います。

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お問い合わせ

浜松市役所環境部廃棄物処理課

〒432-8023 浜松市中央区鴨江三丁目1-10 鴨江分庁舎

電話番号:053-453-6141

ファクス番号:050-3385-8314

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