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更新日:2025年11月19日
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学びを通して市民一人ひとりの幸福度が向上するまち・浜松 ~人や地域とのつながりの中で、豊かさと安心感を得られるまち~ |
生涯学習に取り組むことは、個人の幸福度だけでなく、共に学ぶ仲間同士の幸福度の向上にも寄与します。そして、広がったつながりが地域社会全体を支えることで安心感が生まれ、それがさらに個人の幸福度を向上させます。
浜松市は、生涯学習の推進により、市民一人ひとりの幸福度の向上を目指します。

目指す姿の実現に向けて2つの方向性を定め、施策を推進していきます。
1.多様な情報媒体を活用するとともに、学習担当者の資質向上を図ることで、学習情報の提供に努めます。
2.自己啓発や生活向上、地域づくりに資する学習機会を提供するとともに、市内の大学などと連携して学び直しの機会を拡充するなど、学習機会の充実を図ります。
3.専門性の高い施設の役割の充実、協働センターなどの学習関連施設の耐震性向上やユニバーサルデザイン化の推進などにより、学習環境の向上を図ります。
1.市民が講師として活躍する場の創出や地域人材の登録などにより、参加・活動の場の拡大を図るとともに、地域づくりの意識高揚に努めます。
2.地域リーダーや地域ボランティアの養成などにより、人材の育成を図ります。
広大な市域を持つ浜松市では、学習施設の配置や取り組み内容など、生涯学習の環境は地域ごとに違いが見られます。また、年齢や職業など、それぞれの立場により、情報の入手方法や可能な学習方法が異なっています。
浜松市では、すべての市民が学びたいときに学べるよう、行政と地域団体、民間などのその他の団体が協力して多様な学習機会を確保するなど、学習環境の整備を進めていきます。
より多くの市民の皆さんに学びのきっかけとなる学習情報が届くよう、様々な情報媒体を活用するとともに、庁内の関係部署との協力、県や市民団体、NPOなどとの連携により、情報提供の充実に努めます。また、窓口となる協働センターなどの職員が適切な情報提供やアドバイスを行えるよう研修を行い、対応力の向上を図ります。
〇各種媒体による講座情報の周知
・広報はままつや協働センターだよりでの周知
・オープンデータの活用による講座情報の一元的な提供
など
〇職員研修の実施
・地域コミュニティの形成や講座づくりの研修の実施
など
子どもから高齢者まで、市民一人ひとりの「自己啓発と生活向上のための学習」と「地域づくりに貢献する学習」の機会の充実に努めます。特に関心の高い健康分野や情報活用については、内容の充実を図ります。また、誰もが必要なときに学び、新たな挑戦ができるよう、DX[1]を推進するとともに、市内の大学や放送大学などと連携し、学び直しの機会も拡充していきます。
〇協働センター等での各種講座の開催
・浜松ヒューマンセミナー、子ども講座、子育て教室、女性学級、アクティブ・シニア講座、地域づくり講座、地域文化セミナーなど、子どもから高齢者まで幅広い世代を対象とした講座の開催
〇市内大学との連携による講座の開催
・大学教員による浜松市民アカデミーの開催
・大学生による講座の開催
〇浜松ITキッズプロジェクトなど子どもの才能を伸ばす課外講座の開催
〇アクトシティ音楽院での各種音楽ソフト事業の実施など、施設の指定管理者による生涯学習事業の実施
〇浜松市職員による出前講座の実施
〇各種団体等との共催による生涯学習事業の実施、後援
など
[1]DX:デジタル・トランスフォーメーションの略で、デジタル技術の活用により改革・効率化を図ること。
専門性が高く、地域の教育力向上に重要な役割を担っている図書館や博物館・美術館、浜松科学館の学習の場としての役割をさらに充実させます。また、協働センターなどの学習拠点については、地域要望に応じた生涯学習講座や自主事業の開催を進めるとともに、地域内の各団体の連携強化を図ります。
そして、老朽化した施設については、耐震性の向上やユニバーサルデザイン化を推進し、誰もが安心して利用できる環境を整備するとともに、計画的な改修により長寿命化を図り、既存施設の有効活用を進めます。
〇専門性の高い施設の役割の充実
・図書館のリファレンスサービスの強化、地域資料の積極的な収集・保存・提供
・各施設での学芸員による講座やワークショップなどの参加型イベントの開催
など
〇施設の整備
・西図書館の移転リニューアル、浜松科学館の展示リニューアル
・新津協働センター、浜北文化センター、アクトシティ浜松の大規模改修
など
学習成果を講師活動やボランティア活動などの様々な機会や場で発揮することは、個人の学びを深めるだけでなく、コミュニティの醸成にも寄与し、安心して暮らせる地域社会の形成につながります。また、生涯学習を推進するためには、学習活動の中核となる人材の育成が不可欠です。
浜松市では、地域の実情に応じて、様々な組織や団体と連携しながら、学習成果を生かす仕組みの構築に取り組みます。
〇人材発掘、人材登録体制の整備
自治会、ボランティア団体、NPO、企業等と連携し、地域の人材を発掘します。また、知識や技能を持つ人と、それを求める人を結びつける人材登録制度を整備します。
・生涯学習講師の登録、活用
・地域学校協働活動ボランティアの登録、活用
・はままつ人づくりネットワークセンターの運営による学校教育での人材の活用
など
はままつ人づくりネットワークセンター(別ウィンドウが開きます)
〇学習成果を発揮する機会や場づくりと啓発活動
学びを適切に生かすことができるよう、地域の学習拠点等で市民が講師や指導者として活躍する場を設けます。特に高齢者や団塊世代の知識・経験を次世代に伝える機会を創出することで、生きがいや地域のつながりづくりにつなげていきます。また、学習成果を発揮することの意義について啓発活動を行い、地域の理解と協力を得られるよう努めます。
・学習成果活用事業での市民や団体による講座の開催
・環境学習指導者による移動環境教室の実施
など
地域づくりの意識高揚
学習者同士の交流や情報交換の機会を設け、コミュニティの形成を促進します。また、地域社会の活動への参加意識を高めることで、コミュニティの再生を目指します。
地域リーダーの養成
生涯学習講師スキルアップ講座(創造都市・文化振興課)、地域スポーツ指導者養成事業(スポーツ振興課)、青少年リーダー養成事業(こども若者政策課)など、様々な分野でリーダーを養成します。そして、市民主役の生涯学習を推進するため、これらのリーダーが活躍できる場も提供していきます。
〇地域ボランティアの養成
地域学校協働活動ボランティア講座(創造都市・文化振興課)、読み聞かせボランティア養成講座、音訳・点訳ボランティア養成講座(中央図書館)、樹林管理ボランティア育成講座(緑政課)など、多様なボランティアを養成する事業を実施します。市民の皆さんのボランティア意識を尊重しながら、養成と活動の場を提供していきます。
学びの広がりは無限です。
あなたも生涯学習に取り組んでみませんか。
浜松市には、皆さんの学びを支えるたくさんの施設があります。
そこではきっと新たな学びや出会いが待っています。
ぜひ、足を運んでみてください。
協働センター、支所やふれあいセンター、文化センター、文化会館、学校など、地域の学習ニーズに応じて、生涯学習を総合的に支援する施設で、地域における生涯学習の拠点となる施設です。「学習情報の発信」「学習機会の提供」「学習相談」など、地域の生涯学習を推進するために重要な役割を果たします。
また、地域の学習ニーズや学習内容に応じて、様々な学びの施設と連携して生涯学習を推進していきます。
生涯学習の場となり得る、市民の皆さんにとって身近な施設のことです。
施設の設置目的に応じて、学習機会を提供する施設もあれば、学びのために集う場所を提供する施設もあります。
| 専門性の高い施設 | 図書館、博物館、美術館、浜松科学館 |
| 児童・青少年の育成関係の施設 | かわな野外活動センター、青少年の家、浜松こども館など |
| 保健、福祉、防災関係の施設 | 保健福祉センター、福祉交流センター、ふれあい交流センター、防災学習センター、コミュニティ防災センターなど |
| 文化の向上、地域づくりに関する施設 | アクトシティ浜松、地域情報センター、市民協働センター、クリエート浜松、浜北文化センター、雄踏文化センター、天竜壬生ホール、みをつくし文化センター、あいホールなど |
| 健康、スポーツ関係の施設 | 浜松アリーナ、グリーンアリーナ、トビオ(総合水泳場)、武道館、天竜ボート場、庭球場、運動公園など |
| 地域の集会施設 | 自治会や地域団体などが管理運営する集会所や公会堂などの施設 |
生涯学習ハンドガイド(各施設の情報はこちらから)
浜松市生涯学習推進大綱は、浜松市総合計画基本計画の個別計画として、生涯学習の推進に係る基本的な考え方や方向性を示すものです。
浜松市総合計画を上位計画とし、その教育、文化、スポーツ分野における分野別計画を踏まえた個別計画として位置づけています。
【推進体制】
大綱に基づき、本市における生涯学習の取り組みをより一層推進し、実効性を高めていくため、創造都市・文化振興課をはじめ関係部署、浜松市社会教育委員会、地域団体、その他の団体が相互に連携、協働して「学びとつながりの環」をつくり、生涯学習を推進していきます。

大綱を踏まえて立案した政策・施策・事業は、浜松市総合計画の実施計画となる戦略計画へ盛り込みます。
戦略計画は、計画(Plan)-実行(Do)-評価(Check)-見直し(Action)のサイクルのもと、毎年度全庁的に策定・評価が進められており、大綱の推進状況の管理は、戦略計画の進行管理の中で行い、浜松市社会教育委員会へその推進状況を報告し、意見や提言をいただきます。