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更新日:2013年9月1日

ちいさな船で世界を航海できたのか?

 最速の帆船クリッパー型の帆船だった

ジェームズ・ペイトン号は1855年にグラスゴーで建造された積載量の380トンのクリッパー型の帆船でした。
1847年のカルフォルニアと1851年のオーストラリアのゴールド・ラッシュを契機に能率の良いセールが開発され、やがて外洋クリッパーが建造されるようになりました。積載量よりも速度が重視され、多くの帆柱とスマートな船体が特徴です。クリップ(疾走する)という動詞からクリッパーと呼ばれていました。アメリカの造船家のドナルド・マッケイは多くの有名なクリッパーを建造、少ない船員で大型クリッパーを扱える仕掛けもありました。
1849年にイギリスで航海条例が廃止され、外国船の参入が認められると、アメリカのクリッパーは紅茶を中国からイギリスへと運ぶようになり、ティー・クリッパーと呼ばれていました。イギリスでも1850年から1870年にかけてクリッパーが建造されるようになりました。その後、イギリス船同士が日数を競う本格的なティーレースが始まりました。こうした時期にジェームズ・ペイトン号は建造されています。イギリスは当時、大英帝国として世界に植民地や自治領を持つ海洋大国でした。当時の戦争や貿易には帆船が多く使われ、イギリスは高い造船技術を持っていました。
ジェームズ・ペイトン号は当時の帆外洋船としては小型ながら、ロイド船級協会のA1を取得していました。ロイド船級協会は船舶に船級を与える、保険業者・造船機業者・船主・荷主などからなる世界的な民間団体で「A1」は「最上級の」という意味を表しています。ジェームズ・ペイトン号は小型の高性能なクリッパー型帆船だったことがわかります。もちろん、船長の技量も高度だったと思われます。

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