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更新日:2025年11月18日
1855年に英国のグラスゴーで建造されたジェームス・ペイトン号は20年間に渡り、世界を航海した木造帆船でした。グラスゴーからゴールドラッシュに涌くオーストラリアへ向かい、オーストラリア国内では主に石炭を運んでいました。その後、モーリシャス諸島、南米チリ、グアム、香港、ペナン島、ギリシャ、ロンドン、インド、台湾、ニューヨークなどに帰港し、世界の旅した帆船だったことが分かりました。
オーストラリア国内〔メルボルン、シドニーなど〕
オーストラリアを起点とする就航〔モーリシャス諸島、グアム、南米チリ、ニューヨーク、ペナン、ギリシャ、ロンドン、インド、台湾、香港、ニュージーランド、シンガポール、横浜〕
日本を起点とする就航〔横浜、長崎〕
麦、雑貨、砂糖、小麦粉、コショウ、石炭、米、乗客
英国のロイド船級協会の記録では、帰港地として他にロンドン、インドがあります。
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1855年10月17日 |
グラスゴーからメルボルンに到着。 |
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1855年11月10日 |
ローンセストンからモーリシャス諸島に向け出航。 |
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1855年11月16日 |
ポート・フィリップからマニラに向け出航。 |
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1856年6月18日 |
ジェームズ・ペイトン号・ジェームズ・ブラウン船長 グアムへ。 |
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1859年1月 |
船長アリソン、10月10日、ペナンからコショウを運んだ。 |
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1864年12月10日 |
香港へ出航。 |
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1866年5月25日 |
ジェームズ・ペイトン号、船長アリソン、ニューヨークからグラスゴーに向け航海中。 |
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1867年2月30日 |
シンガポールからクライドへ出航。 |
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1869年7月19日 |
トルーン(ジェームズ・ペイトン号が建造されたト造船所)からグラスゴーへ到着。 |
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1872年4月23日 |
2月19日に台湾を出航しホブソン湾〔オーストラリア〕に到着。 |
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1873年6月16日 |
横浜から600トンの米。 |
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1873年9月9日 |
シドニーから横浜へ出航 コッター船長。 |

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※クリックで世界地図を拡大できます。
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1873年11月3日 |
1873年9月10日にシドニーを出航し、横浜へ到着。積荷は石炭。 |
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1873年11月26日 |
バラストを積み兵庫(神戸)へ出航。 |
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1874年12月 |
カーディフ(英国ウェールズの首都)から日本へカール・オブ・デフリンとトーマス・ヒルヤード、ジェームズ・ペイトンが航行中。 |
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1875年3月 |
カーディフから日本へカール・オブ・デフリン号、ジェームズ・ペイトン号が航行中。 |
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1875年3月27日 |
カーディフから横浜に到着。一般貨物(雑貨)、ピットマン商会へ。 |
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1875年4月23日 |
横浜から長崎に出航。バラスト積み。ピットマン商会による。 |
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1875年5月23日 |
長崎から横浜に到着。積荷は石炭。パシフィック・メール・スチームシップ・カンパニーへ。 |
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1875年6月3日 |
横浜から長崎に出航。バラスト積み。ピットマン商会による。 |
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1875年7月21日 |
長崎から横浜に到着。積荷は石炭。パシフィック・メール・スチームシップ・カンパニーへ。 |
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1875年8月8日 |
横浜から長崎へ出航。バラスト積み。 |
※ジェームズ・ペイトン号は長崎へ向かう途中、8月9日の深夜に座礁しました。
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