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更新日:2025年4月28日
天竜区は、中央部を天竜川が縦断し、日本三大人工美林として有名な天竜美林など豊富な森林資源に恵まれた中山間地域で、佐久間ダムなどの4つのダムは市の水源として重要な役割を果たしています。
また、秋野不矩美術館、本田宗一郎ものづくり伝承館、30箇所を超える山城、飛鳥時代に開基したとされる秋葉山、水窪の西浦田楽をはじめとする伝統芸能など、文化や歴史的遺産を継承する伝統ある地域です。
一方、市域の中では最も少子高齢化が進行している地域であり、人口減少による過疎化や高齢化が深刻です。このため、道路・水道などの生活基盤の整備や都市部住民との連携によって集落機能の維持と活性化を進めることが必要です。
地域の90%以上を占める森林は、本市の水源かん養機能を担うなど、重要な役割を果たしていますが、主要産業である林材業は、外国産木材の輸入に伴う木材価格の低迷や、就労者の高齢化など、取り巻く環境は厳しく、林業再生に向けた事業の展開が急務となっています。また、価値観の多様化と自然志向の高まりの中で、豊かな森林や河川を観光レクリエーション資源として利活用するなど、交流人口の拡大や地域の活性化につながる新たな施策の展開も重要です。
区内の公共交通手段である鉄道・バスは、利用者が減少していることから、路線バスや自主運行バスなど、地域住民のニーズに合わせた利用しやすい交通体系の確立が必要であるとともに、交通結節点である西鹿島駅及び駅周辺の整備が懸案事項です。
また、三遠南信自動車道の整備推進や国道の拡幅、危険箇所の改良を含めた道路網の整備も重要課題です。
天竜区は、市内にとどまらず、三遠南信地域との交流ネットワークをこれまで以上に充実することで、人的・物的交流を活発化し、地域の発展を目指します。
また、市の水源かん養機能などの役割と地域経済活動の一翼を担うよう、森林の整備を進め、保全と管理を適切に行うことで、林業再生に向けた取り組みを進めます。
さらに、歴史に培われた文化や伝統を大切にするほか、地域の特性を生かし、「遠州・山のお茶」と称される味わい深い緑茶の更なるブランド化、森林資源など恵まれた自然環境を観光資源として活用するなど、個性あるまちづくりに取り組みます。
本地域の大きな課題である少子高齢化・過疎化対策については、地域に住み続けたいという想いにこたえるため集落機能を低下させないよう支援策を強化するとともに、都市部からの定住者を受け入れる施策などにより地域活力の向上を目指します。また、開発事業用地の有効活用、道路網などの整備や公共交通の改善を進め、各地域との交流を活発にするほか、働く場の創出に向けた環境づくりや、若者から高齢者までだれもが生き生き暮らせる魅力ある地域づくり、安全で安心な生活基盤づくりに取り組みます。
◇自然環境の保全と地域資源の活用を推進します
◇自然環境と共生し安心して定住できる地域社会づくりを推進します
◇自然環境と地域特性を生かした交流事業を推進します
◇生活環境の向上と地域社会づくりを推進します
◇高齢者の生き生きライフづくりを支援します
◇安全で安心して暮らせる生活基盤を整備します
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