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更新日:2025年4月28日
中区は、JR浜松駅を中心とした本市の経済・交通の中心部に位置しており、市全体のわずか3%の面積でありながら、市民の約30%が居住し、宅地化率が80%を超えています。
古くから浜松の産業や文化を支えてきたJR浜松駅周辺は、広域的な都市圏の中核をなす商業・業務地域として、経済、文化、情報、サービスなどの都市機能を有し、国際的なイベントやコンサートも数多く開催され、にぎわいと魅力あふれる空間を創出するなど、本市の顔としての役割を果たしてきました。
しかしながら近年では、都心の商店街の衰退や大型商業施設の郊外への出店などに伴い、都心としての魅力は低下しています。
都市間競争がますます激化する今日においては、都市の顔である都心の活力と魅力の集積が、都市イメージの向上を図り、都市の活性化とにぎわい誘発に欠かせない重要な要素となっています。今後、都心には、既存ストックを最大限活用しながら、ユニバーサルデザインに配慮した風格とにぎわいのある歩行空間の整備、国内外への情報発信、交流・コンベンション機能の更なる集積などが求められています。
その一方で、中区には浜松城公園や花川運動公園、佐鳴湖など、市民の憩う自然空間もあり、都市的利用を図る地域と自然環境を守る地域がバランスよく整っています。また、旧浜松銀行協会などの歴史を物語る建造物や、楽器博物館、美術館、博物館、科学館などの優れた生涯学習・文化施設が存在しています。都市化や開発が進む中で、いかにして残された貴重な自然や建造物を保存し、都市空間との調和を図りながら、文化が薫る魅力的な空間を整備していくかが課題となっています。
また、JR浜松駅周辺地域における高層住宅の建設に伴い、都市部で生活する高齢者世帯も増加傾向にあり、地域コミュニティの再構築や安全・安心な社会への要求も高まりを見せています。
中区は、都市の顔として、JR浜松駅周辺における都市機能の集積や活性化に取り組み、情報発信、交流・コンベンション機能を高め、本市発展の中心的役割を担います。また、市民をはじめ訪れる人々に安らぎを与えるセントラルパークとして浜松城公園の整備や佐鳴湖の水質改善を進めるなど、にぎわいのある都市空間と安らぎのある自然空間の調和する魅力的なまちづくりを目指します。
さらに、歴史や文化に触れ、理解を深めることができるよう、史跡や文化財などを保存し活用するとともに、浜松まつりなどの伝統文化の継承、アクトシティ浜松などを利用した音楽文化活動、公民館・図書館をはじめとする地域の学びの場を生かした生涯学習を通して、都市の歴史的、文化的価値を高めます。
こうした取り組みから、市民同士、市民と来訪者など幅広い出会いと交流の場を創出し、住む人に優しく、来訪者が温かみを感じる都市的活動の盛んなまちづくりを目指します。
◇都心の魅力を向上します
◇都市の顔としての役割を担い、情報発信を強化します
◇安心して暮らせるユニバーサル社会を形成します
◇人々が集い、憩える場を形成します
◇環境にやさしい地域社会を形成します
◇人と人のつながりを重視した生涯学習を充実します
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