SDGs未来都市浜松

2018年6月、本市を含む29都市が「SDGs未来都市」に選定され、官邸において総理から市長に対し、SDGs未来都市の選定証が授与されました。本市が官民を挙げて推進している「森林」、「エネルギー」、「多文化共生」に関する取組が、我が国のSDGs推進に係る優れた取組として高く評価されました。

 

2018年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定について(内閣府)(別ウィンドウが開きます)

 

これを受け、本市の「SDGs未来都市計画」を策定しました。2021年3月には計画を改訂し、SDGsの達成に向けた取組を進めています。

 

 

浜松市持続可能な開発目標(SDGs)レポート2019― 市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』

VLR(Voluntary Local Review、自発的自治体レビュー)として2019年に作成し、国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)にて、市長がSDGs達成に向けた取組を世界に表明しました。

 

 

浜松市SDGs未来都市計画

浜松が「五十年、八十年先の『世界』を富ます」

郷土の偉人「金原明善」を紹介した平成30年1月の安倍首相施政方針演説の一節をもとに、この言葉を本市のSDGs未来都市計画のタイトルに掲げました。温暖な「国土縮図型都市」や多様性と共助にあふれた社会など、本市が誇る地域資源を活用し、森林、エネルギー、多文化共生などを始めとした各分野の取組により、社会・経済・環境の好循環モデルを浜松で創出・発信します。

3つの強み

SDGsが目指す、誰一人置き去りにすることなく一人ひとりが持てる能力を発揮できる社会の実現に向け、浜松市が世界に誇るべき3つの「強み」を活かし、課題を解決し、SDGsを推進することで“浜松が「五十年、八十年先の『世界』を富ます」”ことを目指します。

 

≪強み1≫

温暖な「国土縮図型都市」=最高のサンドボックス

 

≪強み2≫

進取の気風「やらまいか精神」=旺盛なチャレンジ精神

 

≪強み3≫

多様性と共助にあふれた社会=多様な組み合わせと連携

2030年のあるべき姿

2015(平成27)年度から、30年後(一世代先)の浜松の理想の姿「1ダースの未来」を描いた総合計画をスタートしており、経済・社会・環境の調和等を基調とした、SDGsの理念にも通ずる社会を描いて、バックキャスティング方式で目標を設定し、その実現に向けて取り組んでいます。

経済・社会・環境(三側面)における活動の柱と優先的なゴール・ターゲット

【経済】

「多彩な『国土縮図都市』」としての特徴を活かし、地域資源を活かした取り組みを進める。

再生可能エネルギーの最大限の活用、エネルギーの自給自足を通じた都市のレジリエンスの強化、天竜美林の6次産業化。

ゴール ターゲット KPI
7.1,7.2

電力自給率

16.0%(2020年3月)

⇒17.5%(2024年)

8.2,8.3

市内総生産額

3兆1766億円(2018年)

⇒3.3兆円以上(2024年)

9.1,9.2

居住誘導区域内人口密度

61.5人/ha(2018年)

⇒61.5人/ha(2024年)


【社会】

次世代の育成・支援に重点を置き、多文化共生社会の実現に取り組む。

「浜松モデル」による外国人の子どもの不就学ゼロの推進、定住外国人の子どもの就学促進事業、学齢期を過ぎた外国にルーツを持つ青少年のキャリア支援など

ゴール ターゲット KPI
4.1,4.2,4.4

自分にはよいところがあると思う子どもの割合

83.6%(2019年)

⇒85%(2024年)

11.1,11.2,11.3

居住誘導区域内人口密度

61.5人/ha(2018年)

⇒61.5人/ha(2024年)

12.2,12.7,12.8

ごみ総排出量

214,378t(2020年度)

⇒206,352t(2024年度)

【環境】

持続可能な森林経営を推進し、森林保全と産業振興を両立させる浜松版グリーンレジリエンスを向上させる。

官民が連携したFSC森林認証面積の拡大、林業・木材産業の成長産業化、森林環境保全に係る経費の支援、緑のインフラ整備など

ゴール ターゲット KPI
13.1

自分の生命と財産は自分で守らなくてはならないと思う人の割合

75.0%(2020年7月)

⇒82.0%(2024年)

15.1,15.2,15.4

環境に配慮して生活していると思う人の割合

47%(2018年)

⇒67%(2024年)

実施体制

浜松市地方創生推進本部

SDGsの取組が、地域の諸課題の解決に貢献し、地方創生に繋がるものとして、総合戦略の進行管理を行う「浜松市地方創生推進本部」がSDGsの推進を担っています。また、効果検証について妥当性・客観性を担保するため、「市議会地方創生調査特別委員会」への報告に加え、有識者で構成する「浜松市“やらまいか”総合戦略推進会議」においてチェック機能を備えています。

 

浜松市SDGs推進プラットフォーム

2019年5月発足。SDGsの達成に向けた、企業・団体等による幅広い活動の推進のため、SDGsに関連する活動に取り組んでいる、又は関心を持っている会員同士の交流や情報交換を通じて、各々の活動の活性化を図ります。