更新日:2023年4月13日
予算案の概要資料(13)
中山間地域振興事業
1 目的
過疎・高齢化により集落機能が著しく低下している中山間地域(天竜区全域と北区の一部地域)の自立と振興は、本市の重要な課題である。 このため、中山間地域の総合的な施策のあり方を示す「(仮称)浜松市中山間地域振興計画」を平成21年度に策定する。 (計画期間:平成22年度から5ヵ年)
計画の策定にあたり実施した「集落座談会」などを通じて明らかになった課題のうち、 早急に対応が必要な課題については平成21年度に着手し、計画に引き継ぐこととした。
2 支援体制の強化
本庁と天竜区役所に専任の職員を配置し、中山間地域への支援体制を強化する。
3 計画策定前に着手する主な事業
- (1)生活基盤の着実な整備
- 生活用水応援事業(上下水道部上下水道総務課) 19,756千円
水の宅配サービス、水タンク等の整備、簡易浄水装置の設置など安定した飲料水の確保に必要な支援制度を創設する。
- 公設民営飲料水供給施設に対する支援(上下水道部上下水道総務課) 95,902千円
水源や消毒設備の整備などを進めることにより安全で良質な飲料水の供給を図る。
- テレビ共同受信施設デジタル対応事業(企画部情報政策課) 120,503千円
地形的条件による地デジ難視聴地域解消のために必要な施設整備を支援する。
- (2)地域活力向上に向けた自主的な取り組み支援
- 浜松型田舎ぐらし推進事業(企画部地域自治振興課) 6,270千円
「(仮称)浜松田舎ぐらし推進事務局」設置による情報の一元管理及び体験ツアー等の交流事業を実施する。
- 過疎地有償運送の経営安定化支援(都市計画部交通政策課) 1,000千円
「NPO法人がんばらまいか佐久間」が実施する過疎地有償運送の経営安定化のための支援制度を創設する。(最長3年間)
- (3)集落対策の推進
- 中山間地域集落機能調査事業(企画部地域自治振興課) 3,194千円
集落への目配り等の支援制度を構築するため、高齢者世帯・空き家・耕作放棄地・危険箇所等の集落の現状を調査する。