更新日：2023年4月13日

指定管理者制度への移行について

コラム

浜松市では、平成18年4月から指定管理者制度を導入するため、原則として公募により指定管理者を募集しました。
また、管理者の経営努力が反映しやすい利用料金制をできる限り取り入れ、同種の施設は一括して募集するなどの工夫をしました。選定にあたっては各部局に検討会議を設け提案書等を充分精査し管理者を選定しました。

指定管理者制度

従来は、公の施設の管理を、地方公共団体の外郭団体や土地改良区・自治会などの公共団体等に限定されていました。
このため、安定した堅実な運営が可能な反面、競争原理が働かないなどのデメリットも多く、サービスの向上やコスト削減の観点から、公の施設の管理を民間事業者やNPO法人等が行うことを可能としたものです。
これにより、多様化する住民ニーズに効果的・効率的に対応し、民間の能力を活用しつつサービスの向上を図りながら、併せて経費の削減も図るものです。

選定状況

コスト削減の効果

指定管理者にかかる委託料は、病院事業会計を除くと約45億600万円となり、前年度比較で 約5億700万円、10%ほどの削減となります。

利用料金制のしくみ

利用料金制は、指定管理者自らが直接施設の利用料金を収入とする制度です。 （ただし、料金の上限は市の条例で定めています）これにより、指定管理者は利用率の向上の ため努力し、いっそうのサービス向上が図られます。