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更新日:2023年10月31日
今月の西区応援団YEEL!の担当は、雄踏協働センターです。
浜松市立雄踏図書館で行われている「雄踏の文化財写真展」の様子をお届けします!
中村家住宅が国の重要文化財に指定されて50年(半世紀)になることを記念して、「雄踏の文化財写真展」が浜松市立雄踏図書館郷土資料展示室で行われています。
期間:10月1日(日曜日)から12月3日(日曜日)まで
こちらは中村家住宅の写真です。昭和48年(1973年)6月に国の重要文化財に指定されました。駿河国(現在の静岡県)の守護大名だった今川範忠は、水軍を創設すべく中村家14代正實(まさざね)を招きました。その後、武功を上げた褒美として現在の雄踏地区と庄内地区の土地を与えられ、1483年に屋敷を構えたのが中村家住宅の始まりだと言われています。
中村家住宅の北西には息神社(おきじんじゃ)が鎮座しています。西暦705年に創建され、自然現象を神として祭る非常に歴史深い神社です。写真は室町時代に制作された息神社の古面と獅子頭で、県の指定文化財です。古面で顔を覆うことで神様を迎え入れられるようになると言われており、祭事には欠かせない道具の1つでした。
こちらは、息神社に保管されている棟札(むなふだ)です。棟札とは、建物を建築・修繕した際の記録として取り付ける札の事で、「この建物が災害に遭わず末永く栄えるように」との願いが込められています。施主・施行者・棟梁の名前や建造年月日が記されますが、この棟札をよく読むと「中村」「神主」という文字が見えます。中村家と息神社の関係の深さが読み取れます。
息神社では毎年2回大きな祭りが行われています。毎年3月には田遊祭(たうたさい)が行われ、五穀豊穣を祈願します。10月には秋祭りが行われ、地区ごとに館車(かんしゃ)と呼ばれる屋台と直径2m以上ある大太鼓が町内で引き回されます。その勇壮な見た目と音には驚かされるばかりです。
写真展を一部紹介させていただきました。ぜひ雄踏図書館にお越しください。
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