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更新日:2021年5月13日

令和2年度第3回天竜区協議会議事要点

  • 日時令和2年7月30日(木曜日)午後2時00分~3時44分
  • 会場天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 区長あいさつ
  3. 委員及び職員紹介
  4. 議事
    (1)協議事項
    令和2年度浜松市市民活動表彰天竜区長賞について
    (2)報告事項
    ア国道152号全面通行止めについて
    イ自主運行バス北遠本線の運行について
    ウ地域課題について
  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。伊藤美奈子委員、小橋志穂委員、高木歩美委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に池野谷勉委員、内野永士委員を指名。

(1)協議事項

令和2年度浜松市市民活動表彰天竜区長賞について

≪区振興課が資料に基づき説明≫

(会長)
1点目、活動範囲を上阿多古地域内からさらに地域外に広げる構想はあるか。
2点目、団体の構成員の減少や高齢化が予想される。活動維持のためにどのような方策を考えているか。
3点目、過去に市長賞を受賞したNPO法人まちづくりネットワークWILLや犬居すみれ会のその後の活動状況について、わかる範囲で教えてほしい。

(区振興課)
まず、1点目の質問について、上阿多古地域づくり協議会の活動を持続するにあたり、無理のない範囲で行うようにしているため、地域外へ活動範囲を広げることは考えていないという回答であった。
次に2点目の質問について、地域全体で少子・高齢化が進行しており、新たな人材確保は難しいなか、個別に若者を勧誘し、少しずつではあるが、加入してくれる人もいる。また、無理のない範囲での活動を心掛けている。という回答であった。

(水窪協働センター)
平成25年に市長賞を受賞したNPO法人まちづくりネットワークWILLの活動について説明する。
平成23年8月に旧婦人会を母体として生まれたNPO団体である。現在は、高齢者支援事業、水窪放課後教室運営事業に携わり、水窪小中学校コミュニティースクールなどさまざまな地元活動団体と交流を持ちながら活動を行っている。
現在の会員数は10名、有給スタッフは7名、ボランティアスタッフは20名~30名程度で活動している。

(春野協働センター)
「犬居すみれ会」の市長賞受賞後の活動状況について、説明する。
平成26年度に市長賞を受賞した「犬居すみれ会」は、宝塚歌劇団の演出家で宝塚レビューの第一人者である故白井鐵造さんが春野町の出身者で、昭和57年6月に春野町名誉町民となったことを契機に、郷土の偉人の偉業と功績を顕彰し、末永く後世に伝え残していくために、昭和58年に設立した、地元有志による組織であり、現在の会員は5名。
これまで、設立目的にうたう故白井鐵造氏の顕彰事業と宝塚歌劇団との交流事業を中心に行政と連携する中で事業を展開している。
故白井鐵造氏の計らいにより昭和36年に始まった、宝塚歌劇団大階段における地元中学生の記念撮影は、現在も犬居すみれ会の尽力により継続している。本年度も4月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染症予防の観点から10月に延期された。また、本年度は4月に、平成13年度から続いている地元中学新入生20名への「花桃の苗」贈呈を行った。なお、3月5日(金曜日)から7日(日曜日)まで、犬居すみれ会が中心的役割を担う春野ふるさと力向上委員会主催により、故白井鐵造氏生誕120周年・パリゼット情炎90周年記念企画展を春野文化センターにて行う予定である。

(2)協議事項

ア国道152号全面通行止めについて

≪天竜土木整備事務所が資料に基づき説明≫

(髙氏秀佳委員)
復旧の見通しについて、いつ通れるようになるか教えてほしい。

(天竜土木整備事務所)
現在、現地調査を実施している段階である。例えば大瀬トンネル北については巨石をどこまで落とせば安全なのか山を調査しなければわからない状況である。
秋葉トンネル北側の土砂についてはほぼ撤去が完了した。しかし、落石防護柵については新しいものにしなければならない。
秋葉トンネルについては、委員会で調査方法が決まった段階である。調査を継続し、原因が究明されたら対策を検討していく。

(髙氏秀佳委員)
復旧の見込みが分からないということでよろしいか。

(天竜土木整備事務所)
現在は、調査結果、対策方法が定まっていない。いつ復旧できるかについては未定である。
復旧状況について最新の情報を伝えるため、毎月たよりを発行する。

(髙氏秀佳委員)
何単位で復旧できるということか。

(天竜土木整備事務所)
どのような順番でどのように復旧ができるかは現段階では未定である。

(鈴木勝夫委員)
毎月回覧にてお知らせするとのことであるが、被災した3カ所の状況を掲載するものか。

(天竜土木整備事務所)
国道152号災害復旧だよりということで、迂回路の状況と災害復旧の状況を掲載する。
水窪地区は、8月中に水窪白倉川線の復旧だよりを発行する予定である。

(鈴木勝夫委員)
水窪白倉川線災害復旧だよりはやっていただいて結構である。国道152号は、被災3カ所の復旧状況や工事進捗状況を回覧版で地域住民に周知するということでよろしいか。

(天竜土木整備事務所)
その通りである。

(守屋盛明委員)
災害箇所については、早期復旧を望む。現在迂回路となっているところも以前に迂回路となった際にも路面に穴があいていたり、側溝に草木が生えていたりするなど、道路状況がわからない場合があったので、維持・修繕をやっていただきたい。

(天竜土木整備事務所)
迂回路となっている県道については、現在草刈りの工事を実施している。穴があいた場合の復旧についても実施する予定である。

(片桐滋人委員)
現在、国道152号通行止め区間について12kmの迂回路を通行している状況である。大瀬隧道の北側区間だけでも片側交互通行にすれば皆さんの不満がかなり解消されると思う。巨石をすべて搬出するまで迂回とするのではなく、せめて大瀬隧道北側については少なくともあと半月程度で片側交互通行にしてほしい。

(天竜土木整備事務所)
大瀬トンネル北側は、現在山が崩れている状況である。まず安全性が確認できない土砂崩れなどの危険性が高い状況であるため、できるだけ早く除去するための調査を実施しているところである。また、防護柵の強化についても調査中である。まずは、危険性がある石を落としたり、破壊したり、止めたりすることを大至急実施していく予定である。
大瀬トンネル北側区間が通行できるようになれば、迂回路がかなり短くなるため、検討していく。

(片桐滋人委員)
山全体を調査しなければならないか。

(天竜土木整備事務所)
落石除去のための準備工事を実施している。その状況については随時お知らせする。

イ自主運行バス北遠本線の運行について

≪まちづくり推進課が資料に基づき説明≫

ウ地域課題について

(進藤博行委員)
1点目、河川流域の道路復旧にあたってさまざまな問題があると思うが、県と市との連携はどのようにしているのか。
2点目、災害が起こり救急の患者が出た場合に、救急ヘリポートの確保は十分であるか。
3点目、迂回路となった時に、林道を市道へ格上げできないかという声を地元の人から聞く。
林道の市道への格上げについてどのような条件があるか。

(天竜土木整備事務所)
1点目、県浜松土木整備事務所天竜支局は河川を担当している。西部農林事務所は治山を担当している。それから区振興課、建設業協会等と緊急連絡先を情報交換したり、LINEグループを作ったりするなど災害があった際には互いに情報共有を行っている。今回の7月豪雨災害においても活用し、他の部署と情報共有しながら事業を進めている。

(進藤博行委員)
一つの災害が起きたとき、さまざまな部署が連携し対応する必要があると思うが、その連携が取れているということでよろしいか。

(天竜土木整備事務所)
その通りである。互いに情報共有し、同じような考え方で進めている。

(天竜消防署)
2点目、救急ヘリポートについて、現在、浜松市消防航空隊はまかぜが安全かつ円滑な活動ができるヘリポートを天竜区内72カ所に設置している。春野地区については、北は天竜森駐車場、東は川上ヘリポート、南は秋葉山表参道駐車場、西は気田など地区内に分散し偏りのないようにヘリポートを設置している。春野地区は27カ所設置している。現在設置しているヘリポート以外にも、安全が確保できる場合には、着陸できる場合もある。目安として広さ30メートル四方が最低確保できることである。ヘリポート全てが同じように着陸できるわけではない。状況によって最適な場所を選定し着陸するようにしている。天竜区においては、搬送距離が長く、患者の負担となる。
なるべく負担を軽減するためのツールとして大変有効である。ヘリポートの整備についてはこれからも進めていく予定である。

(進藤博行委員)
病院の所有するヘリポートと救急ヘリがあると思うが、患者があった場合にどちらが行くかはどのように決めているのか。

(天竜消防署)
出動した救急隊員の判断によって消防ヘリかドクターヘリかを決定している。

(進藤博行委員)
先ほど説明があったが、春野地区は27カ所着陸できる場所があるということか。

(天竜消防署)
全て同じような条件ではないが、その通りである。

(天竜土木整備事務所)
3点目、市道の認定である。浜松市では浜松市市道認定基準要綱における基本要件として、市所管課が法に基づいて整備または完成した道路と規定している。その中には、技術基準があり、一部を抜粋すると、幅員や勾配、排水などである。それ以外にも用地取得などが必要となる。

(天竜森林事務所)
市道認定に際し、林道側の一番の課題は、用地取得(浜松市名義に登記すること)である。合併以前からの林道開設路線を含め、本市約200路線の林道用地については、ほとんどが未登記の土地となる。林道開設に際しては、森林法に基づく森林所有者との覚書を締結することにより、開設工事を進めている。林道用地の取得及び登記には莫大な時間と財源を要するものと想定されるため、市道認定を目的とした林道用地の登記を進めることは、現時点ではかなり難しいと考えている。今回の災害復旧を含め、今後も一部生活道となっている林道としての適正な維持管理に最大限努めていく。

(進藤博行委員)
市道認定に際してさまざまな条件があることは理解できた。市としては、基本的に市道の数を増やしたくないとかそういった思いはないか。

(天竜土木整備事務所)
そのようなことは全くない。基準を満たしているもので認定依頼があるものについては認定している。

(進藤博行委員)
山間部はどうしてもお金がかかるということを今回の災害で感じた。山間部の人が全て都市部へ出て行ってしまったら、自然環境が守れなくなる。それだけ山間部は重要であるということを理解していただきたい。


(髙氏秀佳委員)
新型コロナウイルスの感染拡大など、今まで経験したことのない状況の中、教育に携わってきた者として区内の園児・児童・生徒の学びが心配である。地域住民としても、できることはやっていきたいと考えている。そこで、4点の質問がある。
1点目、休園・休校の実態について。新型コロナウイルス感染拡大防止によるもの、大雨警報によるものでの休園・休校はどのくらいあったか。
2点目、休園・休校中の児童・生徒の暮らしについて。休園・休校中に園や学校が子どもや保護者に指導していることについて知りたい。学校が指導していることについて、地域の人も理解しておく必要がある。
3点目、休園・休校中の学習について。家庭での学習について学校や教育委員会からはどのような指導をしているのか。また、取り組んでいる学習の様子。この地域でもリモートでの学習が可能かどうか。リモート学習を行うにあたっての技術や費用などどんな課題があるか。また、リモート学習は子どもに身につくのか。
4点目、長期間の休園・休校による子どもたちの心の問題について。どのような問題にどのように対応しているのか。

 

(区振興課)
所管である、幼児教育・保育課及び学校教育部から回答をいただいたので、私から説明する。
まず、幼稚園について、新型コロナウイルス感染症対応による休園期間は令和2年4月22日(水曜日)~5月17日(日曜日)であった。大雨警報対応による休校については、天竜区全園休は7月1日(水曜日)、6日(月曜日)~10日(金曜日)、佐久間中学校区2園については7月14日(火曜日)も大雨警報が三河北部に発令されたため休園となった。
臨時休園中には、家庭で親子の触れ合いを大切にし、心身ともに健康に過ごすことができるよう、幼児教育・保育課から保護者向けの通知を出した。通知の中で、家庭で過ごす際、参考になるサイトを紹介するとともに、市のホームページにも掲載した。また、感染拡大防止のために、学校と同様、軽い風邪症状でも外出を控え、風通しの悪い空間で至近距離で会話する場所へできる限り行かないよう保護者にお願いした。合わせて、各家庭での検温と健康観察を実施した。
幼児期は、直接自然に触れたり周りの人と関わったりする実体験を通して学び、心身が育っていくため、休園中には各園において、親子で楽しむことができる遊びをブログで紹介したり、その時期に体験させたい製作用教材などを配付したりした。園を再開してからは、休園中に体験できなかったことを他の活動に置き換えるなど、年間通して保育環境を検討し、工夫しながら子供の健やかな成長を促している。
園再開後の子供たちは、笑顔がみられ、生き生きと遊んだり、手洗いや食事などで新しい生活様式を学んだりしている。現段階では、心の問題の報告はないが、各園には、きめ細かな健康観察などから子供の状況を的確に把握し、家庭との連携を密にしたり、必要に応じて当課で委嘱している臨床心理士を要請したりして、心の問題に適切に対応するよう周知している。
続いて、小学校、中学校について、新型コロナウイルス対応による休校の期間は令和2年4月10日(金曜日)~5月17日(日曜日)であった。
大雨警報対応による休校について、天竜区の全校休校は7月1日(水曜日)、6日(月曜日)~10日(金曜日)
大雨警報が東三河北部に発表されたことによる佐久間中学校区のみ休校は7月14日(火曜日)、
天竜区の幼稚園を除く全校休校は7月27日(月曜日)であった。
臨時休業中の過ごし方について、教育委員会から保護者向け通知を各学校に提示し、学校ごとに内容を加えたうえで、各家庭に通知している。また、浜松市のホームページに掲載し、周知した。
内容については、臨時休業中に学習に著しい遅れが生じないよう家庭学習を課したり、健康保持の観点から運動の機会を確保したりするよう児童生徒に指導するとともに、家庭へも啓発した。また、感染拡大防止のために、軽い風邪症状でも外出を控え、風通しの悪い空間で至近距離での会話する場所へできる限り行かないよう保護者にお願いした。合わせて、各家庭での検温と健康観察を実施した。
教育委員会では、臨時休業中の児童生徒の家庭学習の支援のために、小学校1年生から中学校3年生までの「家庭学習用プリント」を作成した。また、プリントの内容を解説するための動画を107本制作し、児童生徒限定で配信している。
また、小中学校から動画等を配信することができる環境(クラウド型学習プラットフォーム(Google-Classroom))を構築した。
しかしながら、すべての家庭において動画が閲覧できる環境が整っていないため、児童生徒が利用できるパソコンなどのない家庭向けに、学習者用タブレットパソコンの貸出について運用方法を構築する。
長期間の臨時休業が与えた児童生徒のメンタルヘルスへの影響を明らかにし、支援のニーズがある児童生徒を早期発見し、適切に支援することにより、不登校、ネット依存、いじめなどを未然防止するため、Webによるアンケート調査を実施する。

 

(髙氏秀佳委員)
1点目、幼稚園の子どもたちに家庭でということで話があった。働いているお母さん方に家庭にいてくださいというような指示はあったか。働いているお母さん方へどのような配慮をされたか。
2点目、小中学校について「遅れのない」という言葉があった。学校へ来なければ授業が進まないため遅れる。遅れのない学習をプリント学習だけで可能か。
3点目、動画を配信しているとのことであったが私の質問したリモートということと置き換えてよろしいか。また、タブレットを配布しているということであるが、全ての家庭、例えばインターネット環境がない家庭にもタブレットを配布しているのか。タブレットがあっても、インターネット環境がない家庭が想定されるがそれで事足りるのか。

(区振興課)
幼稚園については、幼児教育保育課、小中学校については学校教育部教育総務課の所管となっている。質問いただいた点については今後確認し、改めて説明する。

(圡田哲也委員)
前回の区協議会で話題となった静岡県立浜松湖北高校佐久間分校についての質問である。静岡県内では2018年より川根高等学校が唯一、公立高等学校入学者選抜における県外からの募集を行っているが、存続を目指す浜松湖北高校佐久間分校は県外隣接地域の中学校以外に、県外からの募集を幅広く行うことは可能か。またその予定はあるか。現状では、佐久間中学校と水窪中学校の卒業見込み者を合わせても15人に届かないため、区外、市外、県外から幅広く生徒を募集する必要があると考える。

(区振興課)
教育総務課から回答をいただいているため、私から説明する。
公立高校の募集要項については、例年、秋に静岡県教育委員会が公表している。質問の「県外からの募集」については、今年度、川根高校が「県外生徒特色選抜」を実施しているが、来年度の佐久間分校の募集に当たり、県外からの募集を実施するかどうか、現時点では県教育委員会から情報提供はない。

(内山豊委員)
地域において光回線の未整備について話題になったことがある。光ファイバの整備について、天竜区の整備状況は2019年3月時点で50%弱である。南伊豆町の78%を除くと県内の他市町村はほぼ100%整備されている。このことから、天竜区は整備状況が悪いと言える。
現在のADSL方式が2023年1月末までに廃止される。また、テレワークや遠距離教育への対応が困難であると考えられる。教育面では、国が進めている「GIGAスクール構想」などのオンライン学習を進める環境にはなっていない。そのような課題を踏まえ、今年、国では2次補正において光ファイバ整備を推進するための「高度無線環境整備推進事業」を可決した。光回線未整備のほぼすべての地域を支援するものである。それを踏まえて、浜松市天竜区では、光ファイバ未整備地区の解消をどのように進めていくのか。また、計画している光ファイバ整備に関するアンケートを実施するとのことであるが、その趣旨と調査項目について分かる範囲で説明してほしい。

(区振興課)
所管である情報政策課から回答をいただいているため、私から説明する。
まず、質問の1点目について、市としては、2月定例会で答弁した通り、光ファイバ網の整備は、民間事業者が主導的役割を担うことを原則と考えているが、産業振興や地域振興など政策的に必要な場合には局所的な整備を検討する必要があると考えている。
国では、この1年を「新たな日常」構築の原動力となるデジタル化への集中改革期間として、情報通信基盤整備を加速させることが必要と考えている。このような国の動向や本市の考え方を踏まえ、現在、中山間地域に居住する市民の方へのアンケート調査及び関係団体や有識者への聞き取り調査を行っており、これらの結果を基に今後の方針を検討する。
次に、質問の2点目であるが、アンケート調査は、中山間地域に居住する市民800人を対象に、インターネットの利用状況や意向などを確認するもの。調査内容については、10項目の質問と意見を伺う内容となっている。主な調査項目を紹介すると、情報機器の保有状況、インターネット利用状況(有無、利用内容)インターネット環境などである。
また、地元の団体や有識者への聞き取り調査も行い、産業振興や地域振興などの観点から、利用環境の整備などについて検討する。

(内山豊委員)
民間事業者が主導的役割を担うと説明があった。企業によると利益を優先すれば山間地は対象から外れる。民間だけに任せるのではなく、地域の不利益とならないよう対応していただきたい。
アンケートは、高齢世帯にばかり行ってしまうと、認識の差があるので配慮していただきたい。移住を考える若い世帯などは、インターネット環境に大きな関心がある。そのような考えを踏まえ、今後の対応をお願いしたい。

(区振興課)
意見については、情報政策課へ伝える。

(鈴木勝夫委員)
昨年の台風19号によって倒木が発生した。倒木によって電線が切れ長期間の停電が発生し、市民生活に深刻な影響を与えた。今回、中電が事前に地主と交渉、電線そばの立木を伐採し、倒木による架線の切断を事前に防ぐ事業を実施している。しかし、予算などの課題がありなかなか進まない地域があると聞いている。浜松市として、補助金を投入するなど、事業を進めてほしい。現状と今後の方向性について質問する。

(区振興課)
所管課である危機管理課から回答をいただいているため、私から説明する。
市においては、一昨年の台風24号の接近により、天竜区で約1週間におよぶ大規模停電が発生したことから、中部電力と情報共有を図りながら、対策について協議を進めてきた。そうした中で、本年1月には、中部電力と危機管理課、天竜区内における関係課が集まり、停電対策を目的とした事前伐採に向けての情報の共有を図るとともに、2月には、協力の意向を示している熊地区において、説明会を開催したところである。
計画伐採を進めるにあたっては、森林所有者の同意や立木の補償、事業実施に伴う経費が多額になるなど、整理すべき課題がある。
市としては、計画伐採に対する国・県の支援策の動向を注視するとともに、今後も中部電力や地元自治会と連携し、森林所有者との合意形成や、伐採にかかる費用負担などの課題解決に向けた検討を進めたいと考えている。

(鈴木勝夫委員)
熊地区における説明会では、地域住民の皆さんからどのような意見があったか。

(区振興課)
計画伐採の重要性について、熊地域の住民の皆さんから話があったため、計画伐採の状況や対応を説明した。課題についても同様に説明した。

(鈴木勝夫委員)
コスト、技術上の問題などクリアすべき問題がある。森林組合の事業となる可能性もある。森林環境譲与税などを活用することもできないか。市民生活を守るためにも、市がリーダーシップを発揮し、事業を推進していただきたい。

(区振興課)
いただいた意見については、危機管理課へ伝える。

(鈴木勝夫委員)
危機管理課からの返答はいつか。

(区振興課)
危機管理課へ伝え、状況が説明できる状態になったら、区協議会において説明する。

(鈴木勝夫委員)
次回の区協議会において返答を待っている。

(天野則子委員)
浜松市で導入した、コロナ見守りシステムについて、今回クラスターが発生したがそのシステムは活用されたのか。

(区振興課)
所管課である観光・シティプロモーション課から回答をいただいているので、私から説明する。
先日の市内におけるクラスター感染の発生については、保健所により感染者が利用した施設や店舗等について聞き取り調査が行われ「はままつLINEコロナ身守りシステム」を運用する広聴広報課に情報が伝えられたが、登録事業者の中に今回該当する施設や店舗などがなかったため、通知は送られなかった。本システムを活用するためには、多くの事業者に登録していただき、多くの市民に利用していただくことが必要不可欠である。市としては、登録事業者数を増やすため、広報はままつへの掲載やSNSへの投稿、ラジオ番組での呼びかけなど、広報活動を続けている。
また、8月上旬には、3密対策に積極的に取り組む店舗を認証する「はままつ安心・安全飲食店認証制度」を開始する予定。その中で「はままつLINEコロナ身守りシステム」への登録を要件とすることを検討している。クラスター感染が発生した数日間で、登録事業者数や浜松市LINE公式アカウント「しゃんべぇ情報局」の登録者数も急増しており、引き続き本システムの周知のため呼びかけを行っていく。
なお、現在の「しゃんべぇ情報局登録者数36,247件」「登録事業者数2,658件」となっている。

 

 

(天野則子委員)
今回浜松市で発生したコロナのクラスターでは、感染者が軽症ということもあり、普通に生活していることも考えられる。現在、天竜区には感染者が出ていないが、浜北区には感染者が出ている。春野町で、QRコードを読み取るシステムを設置している店舗はあるか。

 

(区振興課)
民間事業者については把握していないが、公共施設については、春野協働センター、春野文化センターに設置している。施設を利用する際には使用していただければありがたい。

(会長)
今回の会議はテレビ会議システムを活用して開催した。国道152号通行止めによる委員の皆さんの移動負担を軽減するためにも、次回以降の会議についてもテレビ会議を活用して開催したいと考えているがいかがか。
区内の光ファイバ整備についての質問が多くある。委員の皆さんの関心が非常に高い問題であるため、出前講座を開催し情報や知識を深められればと考えるがいかがか。

−異議なしの声あり−

(会長)
それでは、出前講座の開催について事務局と調整する。

5.その他

次回開催予定
日時:令和2年8月27日(木曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

6.閉会

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浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

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