「使った後の水はどこかに捨てているの?」
「排水口の先はどこにつながっているんだろう?」
実は、よごれた水はきれいになって、
また川や海にもどります。
下水道を旅して、疑問の答えを見つけよう!


家庭
みんなの家は下水道のスタート地点。毎日の手洗いうがいや、お風呂、料理、トイレなどに使われてよごれた水を「下水」と言います。よごれた水は、下水道管を通って水をきれいにする場所へ向かいます。
- よごれた水専用の管があるなんて知らなかった!
- トイレで使った水も、
本当にきれいになるのかな?
- もちろん。使った水で自然をよごしてしまわないように、たくさんの場所で水をきれいにする工夫がされているんだよ。じゃあ、次を見てみよう!

- 今回は下水道管を通って浜松市の中部浄化センターへ行ってみよう!

ちん砂池
ここからが中部浄化センターです。よごれた水が最初に到着する場所がちん砂池です。
ちん砂池では、水の流れをおそくして、トイレットペーパーなどのごみや砂を取り除きます。だいたいのごみが取れたら、ポンプを使って水を次の場所へ送ります。
- うわあ、
こんなによごれているんだね!
- 実際に見るとびっくりするよね!


反応タンク
下水処理の心臓部。反応タンクでは、約50種類のび生物が水の中のよごれを食べてくれます。び生物が活動しやすくなるように空気を送り込んでいるので「エアレーションタンク」とも呼ばれています。
- たくさんのび生物が下水処理でかつやくしているんだ。
- び生物が水の中のよごれを食べてくれるなんてびっくり!

最終ちんでん池
最終ちんでん池では、反応タンクでよごれを食べたび生物がかたまりになってしずみ、上ずみのきれいな水を次の設備に送ります。また、しずんだ汚泥の一部を再び反応タンクにもどし、残りの汚泥は汚泥処理施設へ送ります。



- ぼくたちが使った水は、長い旅をして川や海にもどるんだね!
- この水がめぐりめぐってまた水道水になるって不思議!
- 私たちは水循環という自然環境の一部を生活のために利用させてもらっているんだよ。
いろいろを学んだ後は「上下水道探検」に出かけてみよう!