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明、ありがとう

No.7493
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 今年の夏、私が生まれる前から家でかっている「明」が天国へ行ってしまいました。このごろは、耳も遠くなり、目も見えにくくなり、歩くのもやっとのおばあちゃん犬でした。
 明が死んでしまったとき、私はなみだが止まりませんでした。それは、明のことが大好きだったからです。ちりょうを終えて、家に帰ってきた明に、私は折り紙で小さなつるを折りました。つるが、明を天国に連れて行ってくれると思ったからです。家族みんなで折りました。お兄ちゃんもいっしょに折りました。そのあと、つるといっしょに花を明の周りにかざりました。
 明はおばあちゃんだったから、死んでしまうのはしかたのないことです。でも、やっぱりつらい、死んでほしくないと思いました。いつも私は、泣くのをがまんする方ですが、泣くことも明の「くよう」になると聞いて、たくさん泣きました。悲しくて、さびしいと思いました。でも、たくさん泣いて、明とちゃんとお別れしようと思いました。明にとどくように、全力で泣いて明を大好きな気持ちを伝えようと思いました。そうすれば、明は、ああ、私は最期まで愛してもらえたと安心して天国に行けると思ったからです。
 明とお別れをして、私は、命について二つのことを考えました。一つ目は、せいいっぱい生きることです。いやなことやもうげん界と思うこともあります。でも、せいいっぱい生きていれば、必ず楽しいこと、うれしいことの方が多くなると思います。私は、明とすごく大切な楽しい思い出を作ることができて良かったです。明もそう思ってくれていると思います。二つ目は、最期まで愛してあげることです。天国に安心していけると思うし、一つの命を大切にすることにつながると思うからです。

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