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ありがとう『命ちゃん』

No.7424
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 ぼくは今ねこを2ひきかっています。ぼくがねこをかいはじめたわけは、おととしの夏の出来事でした。母が2かいでとなりの駐車場に人が集まっているのを見つけて姉と見に行くと、子ねこがいたそうです。ダンボールにタオルをしいてそこにねかせて帰ってきました。静かに近づいてのぞいてみると、そこには、ぼくの足の大きさくらいしかない小さな子ねこがいました。目もあいていなかったので本当に小さい子だなと思いました。とてもかわいかったです。子ねこがきた次の日、母と姉と妹が子ねこをつれて動物病院に行きました。でも、みんなとてもかなしそうな顔をして帰ってきました。どうしてだろうと思っていると姉が、「この子は、プロが育てても半分のかくりつしか生きられない。」と言いました。ぼくたちは、ねこを育てたことがなかったので、よけいに不安でした。でもあと少ししか生きられないなら、せいいっぱいかわいがろうと心から思いました。
 その子ねこの名前は、「命(めい)」です。「命」の名前の由来は、「大切な命」という意味です。姉弟四人で意見を出し合ってつけた大切な名前です。命が家に来て四日目の朝、起きたら命がつめたくなってかたまっていました。ぼくは、その日、今までで一番泣きました。命と何まいも写真を撮り、最後に庭の畑に家族みんなでやさしく埋めてあげました。とても小さかった命が、たった四日家にいただけで、その存在はとても大きく、命のおがけで命の大切さを学ぶことができました。
 今ぼくの家には、命にそっくりの白ねこがいます。僕の家に帰ってきてくれたんだと思って楽しく過ごしています。ありがとう「命ちゃん」。

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