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命のはなし

No.7396
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 今年の5月に、僕のおじいちゃんが突然亡くなった。僕のおじいちゃんは遠くに住んでいて、亡くなったと聞いたときはびっくりしたけど、あまり実感がなかった。それに4月に遊びに行って、元気なおじいちゃんに会ったばかりだったからだ。
 お葬式に行き亡くなったことがやっと分かった気がした。悲しいのはもちろん、辛いし、あの時もっといっしょに遊んだり話しておけばよかったなと思った。
 隣でお父さんが泣いていた。僕はそれを見て、また悲しくなった。お父さんの辛さが伝わった気がした。おじいちゃんが亡くなったことで、家族それぞれに悲しさがあるんだと思った。ことばで気持ちを全て表すことは難しいけど、みんなの気持ちはおじいちゃんに伝わったんじゃないかと思った。
 今、ちょっとだけ悲しくなくなってきた。何でかというとお盆をやったからだと思った。おじいちゃんが帰ってきて、すぐそばにいるようで悲しい気持ちが少し減って、安心できるようなあったかい気持ちになれた。心の中で最近あったことを報告したり、おじいちゃんが元気か聞いたり、これから頑張りたいことなんかも言えた気がした。
 きっとお父さんもそうなんじゃないかと思った。お盆は大切な日なんだなと知った。おじいちゃんのことを忘れてしまえば悲しくなくなるけど、それはいやだ。少し辛いけどお盆におじいちゃんのことを思いだすことで、おじいちゃんの供養になり、家族みんなが前を向いて生きていけるのがお盆だと僕は思う。

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