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カブトムシの尊さ

No.7363
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 「カブトムシと人間は人生の価値がちがう」ぼくはカブトムシを飼育してからこう考えるようになった。
 ぼくは昨年の7月からカブトムシを飼い始めた。そのカブトムシが卵を産み、よう虫、さなぎ、成虫となり一年間カブトムシを飼っている。
 カブトムシは命が短い。夏に卵が産まれ次の夏の始まりに成虫となり、夏の終わりには死んでしまう。人間は子どもの期間が長く、大人になってからも生きる期間が長い。ぼくは、人間の方が人生を楽しめていていると思う。でも、カブトムシは短い人生を一秒一秒味わっているようにみえる。
 夜になると、ケースの中で飛ぼうとするカブトムシを見る。ここから出たいと言っているように聞こえ、かわいそうになり外へにがしたくなる。ぼくの家のカブトムシはせまいろう屋で生きているようなものだ。ぼくはろう屋のようなせまい場所では生きることができないし、人生の価値を味わえない。
 でも、外の世界は多くのきけんがある。カラスやもぐらというてきがいる。それに、かんきょうはかいによりえさのじゅえきはげん少している。僕のピンチは宿題の期限と宿題がわからないことくらいだ。
 これからもしカブトムシを飼うなら、自分はなんのために飼うのかを考えてほしい。カブトムシを飼うからには、せき任を持って死んでしまうまで大切に飼ってほしい。そして、カブトムシの尊さを学んでほしい。ぼくよりもはやく死んでしまうカブトムシの気持ちを考えながら、ぼくはこれからの人生を一秒一秒味わっていきたいと思う。

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