緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

おじいちゃんが飼っていた犬

No.7314
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 私のおじいちゃんが飼っていた犬は、2年前に亡くなりました。その犬は私が生まれる前からいる犬です。よく私と姉とおじいちゃんで散歩に行きました。若い頃は、足取りが軽く身軽に歩いていたけれど、歳をとってからは足取りが重くなりすぐに疲れてしまうようになりました。また、投げたボールを取れなかったり、ご飯を食べなかったり、外に出ないでずっと小屋にいるようになりました。家族の間でもそろそろ寿命が来るんじゃないかと心配する話もふえてきました。
 ある日の夜、私と姉と母でおじいちゃんの家に向かいました。駐車場に車をとめ玄関のドアを開けると、玄関一面にバスタオルや布団がしいてありました。その上には弱った犬がねていました。おじいちゃんの目からはたくさんの涙がこぼれていました。またおばあちゃん、母、姉、母の兄が悲しい顔をしていました。私と姉は横になって弱っている犬を優しくなでました。その夜、犬は永遠の眠りにつきました。
 そして、家族で、犬が眠っているお墓に行きました。静かで緑が多い所でした。中に入ってみると猫や犬、インコなど、たくさんのペットの写真や花、おそなえものがおいてありました。私達もおそなえものをおいて手を合わせました。家に帰るまで車で思い出を話しました。犬が脱走してパトカーに乗って帰ってきた事などいろいろな話をしました。
 私はおじいちゃんが飼っていた犬が大好きでした。だから亡くなってしまってとても悲しいですが、お空から私たちのことを見守っていてほしいです。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?