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リズが教えてくれた事

No.7172
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 去年1月、リズが死んでしまった。15才だった。リズはぼくが生まれる前からお母さんが飼っていた犬で、ずっと家族の一員でした。リズとはたくさん遊んだし散歩にも行きました。一緒におやつを食べたりバーベキューもしました。本当にたくさんの思い出ばかりなので、リズが死んでしまったことが悲しくてたまりませんでした。
 お母さんがリズの体をきれいに整えダンボールへ入れていると、ねこのベルが静かに近よって来てじっとダンボールの中のリズを見つめていました。そして何かするわけでもないのに、しばらくリズの側からはなれようとしませんでした。
 ぼくはこのベルの行動を不思議に思ったので少し考えてみました。もしかしたらベルはリズが死んでしまったことを理解できずにとまどっていたのかもしれないし、リズとの思い出を思い返していたのかもしれない。だから残りの時間も一緒に過ごしたかったのかなと思いました。言葉が分からなくても何かを感じ取れる力がすごいと思いました。
 リズの命は15年で人間に比べるとすごく短いけど、思い出に満ちあふれた幸せな生き方だったらいいなと思いました。でも、リズにもっとしてあげられた事があったかもしれなくて、もっと幸せにしてあげられたかもと、少し後かいしました。
 ぼくはリズの死を経験して、なにげない時間の中に大事なものがつまっていたことを知りました。これはベルの行動で気づかせてもらえました。
 もしリズに伝えることができるなら、「ずっと大切に思ってたよ、大好きだったよ。」と言いたいです。これからもリズの分もベルを大切にして過ごしたいと思います。リズ、ベルありがとう。

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