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生きること

No.7119
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 わたしは、生きている間、笑顔でいたいと思った。
 わたしのひいおばあちゃんが8月1日になくなってしまった。その日はちょうどおばあちゃんの家に遊びに来ていた。おばあちゃんはわたしたちに、ひいおばあちゃんがなくなったことを知らせて、すぐに親せきのいる静岡市へ行く準備を始めた。おばあちゃんが泣かないのが不思議だった。文ぼう具入れの箱をあけてみた。そこには昔おばあちゃんと遊んだ工作の材料と、紙が入っていた。1まいの小さな紙に、「いつでもどこでものりこえよう。」という、明るいおばあちゃんから孫のわたしたちに向けた言葉が書かれていた。その言葉を読んでみると、ひいおばあちゃんのことを泣かずに教えてくれた、おばあちゃんの顔が思いうかんだ。お母さんもすぐに泣いたわけではなかった。帰りの車の中で、わたしがひいおばあちゃんとの思い出を話したとき聞きながら、はじめてお母さんも泣いていた。最近おばあちゃんから、わたしたちの笑顔が1番のおたからだという言葉をよくもらう。ひいおばあちゃんとの思い出をふり返ると、ちゃんと笑っていたか分からない。もっと笑顔でいたら良かったなと思う。
 会えなくなった時、後かいしないように、今、会うことのできる人に笑顔をとどけたい。

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