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おじいちゃんとぼく

No.7070
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 今年の3月、おじいちゃんが天国に行った。ぼくはとても悲しかった。本当に悲しかった。
 前にお母さんのおばあちゃんのおそう式の時、お母さんが大泣きして、ぼくはどうしてそんなに泣くのか分からなかった。でも、その時のお母さんの気持ちがやっと分かった。
 おじいちゃんは、病気で足が悪く、つえをついていた。ぼくは家族で行く初もうでの時も、七夕の短ざくにも、いつもおじいちゃんの病気が治りますようにと書いていた。おばあちゃんが「もう天国では足が治って、おじいちゃんは自由なんだよ」と泣きながらぼくにそう言った。
 ぼくはこわがりだ。家で1人でいると急に心細くてこわくなる。でもおじいちゃんが守ってくれると思えばこわくない。
 ぼくは、何かわすれ物をしていると、頭がもやもやする。思い出してとりに帰ると、きっとおじいちゃんが教えてくれたんだと温かい気持ちになる。
 おじいちゃんは一級建築士で、家の小屋で1人設計図を書いていた。同じように家を建てる仕事をしているお父さんは、よくおじいちゃんの使っていた湯のみでお茶を飲んでいる。お兄ちゃんはおじいちゃんと同じ建築士を目指しているらしい。ぼくはどうだろうか?おじいちゃんの何かを受けついでいけるだろうか。
 ぼくのけつろんは、ぼくの命は1つだけだから、何かに左右されたりせずに、自分のしたいように生きていく。おじいちゃんもきっと見守ってくれていると思った。

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