緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

新しい命

No.7059
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 ぼくの家の近くのびょういんに池があります。そこには、ぼくが赤ちゃんのころからいる、何十ぴきの金魚がいます。ところが、最近数がへっているのです。なぜかというと、サギという鳥が金魚を食べていたのです。そして、どんどん数がへっていき、たちまち池にいた金魚がほとんどいなくなってしまいました。ぼくは、昔からいる金魚を食べられて、サギはものすごく悪いやつだと思いました。
 それから何週間かしたある日、お母さんから池にちっちゃな金魚がいっぱいいる、それも一ぴきではなく、前と同じくらいいっぱいいると聞かされました。ぼくは、びょういんの人が、新しい金魚を買ってきたのだと思いました。しかし、それはちがったのです。サギに食べられた金魚たちが、卵を産んでいたのです。
 その池を見に行くと、いなくなってしまった金魚が残した新しい命が、元気に泳いでいました。
 そして、ぼくは気づいたのです。ものすごく悪いと思っていたサギも、生きるためには大切な命を食べなければならない。みんな必死に生きているんだなと思った。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?