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つながる命

No.7057
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 ぼくの名前は、戦争に行って亡くなったひいひいおじいさんと、そのお父さんの字をもらって家族みんなでつけてくれた。ぼくはもちろん会ったことがない人だけど、いつもお仏だんでお線香をあげ手を合わせて写真を見ている。すごく優しそうな顔をしています。戦争に行って33才で戦死している。戦争中のたくさんの葉書を見ました。戦争中食べる物もなく、すごく寒い場所に行っていたのに、自分のことよりも日本にいる家族・子供のことをいつも心配している内容だった。「皆しっかり食べているか」「元気でいるか」「ぜん息をこじらせていないか」と書いてありました。家族を一番に思いやる気持ちは昔も今も同じなのだと思いました。ぼくのお父さんも、お母さんも、いつもぼくや姉妹の心配ばかりしている。「しつこいなぁ」「うるさいなぁ」と思うこともある。だけど、そういう日常が当たり前でなかった戦争中は、元気に生きてくれていたらそれだけで十分と思っただろう。
 ぼくが今、元気に楽しく学校へ行っているのは、ご先祖様からつながっている、命があるからだと思いました。
 この夏休み、初めて「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」を参拝しました。ここに戦死したひいひいおじいちゃんが眠っていると思うと、とても近くにいる気がしました。お花をあげて手を合わせ目をとじると、たくさん感しゃすることがあって、なかなか目を開けられなかった。
 ぼくは自分の命を大切にすること、周りの命を大切にすること、自分の名前が大好きなこと。これからずっと家族を大切にすること。ひいひいおじいちゃんにも、一度会ってみたかったこと。最後にありがとうと、伝えました。
 しょう来ぼくが大人になったら、子供たちにも、ひいひいおじいちゃんたちの事を、しっかり伝えていきたいです。「無だな命なんて一つもないこと」、「生きている事はきせきだということ」、「いつも人を思いやり、感しゃできる人でいること」。
 ぼくは、ひいひいおじいさんの葉書を大切に読んでいます。

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