緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

一つしかない命

No.7004
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 ぼくが、「いのち」を考える時、一番最初に思いうかぶのはおじいちゃんです。
 妹の幼稚園の入園式の日に皆でお祝いした夜、ねたまま空にいってしまいました。ぼくは年長で小さかったけど皆と泣いていたのを今でもはっきり覚えています。
 おじいちゃんは、ぼくが産まれる前から病気で身体が不自由でした。ぼくは車イスのおじいちゃんのひざにいるのが大好きで、皆が集まるおじいちゃんの家が大好きでした。
 おじいちゃんがいなくなった後、おばあちゃんが毎日毎日泣いていたのを知っています。だから、生活発表会でぼくはうさぎ役をやりました。当時のぼくは、おじいちゃんは月に行ったと信じていたので、月に住んでいるうさぎになれたら会いに行けると思ったのです。
 おじいちゃんがいなくなる前、弟が産まれました。おじいちゃんがいなくなった後、いとこが産まれました。いつも泣いていたお母さんやおばあちゃんに笑顔がふえました。ぼくも悲しかったけど、毎日おじいちゃんの話をしたり写真を見たりすると不思議だけどさみしくなくなりました。
 「いのち」がなくなると、大好きな人と会えなくなります。でも、もし会えたら大きくなった姿を見てほしい。今もサッカーをがんばっていること、おじいちゃんと同じで歴史やお城が好きだって話したい。おじいちゃんを今も大切に想っていることを伝えたいです。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?