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No.6999
小学校5年生
【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。
私の大切なたからものは、2ひきの犬です。名前はももとさくらの親子です。2ひきともじんぞうが悪く、きまった食べ物しか食べられない生活を送ってきました。おやつもせいげんされていて、ふつうじゃない生活でした。
ももが19さい、さくらが17さいになりました。6月、ももが天国に旅立ちました。さくらは、ももがいないことに最初は気づきませんでしたが、1週間ほどたったある日、元気が一気になくなりました。私は生き物が死んでしまった悲しみを知らなかったため、なみだがとまりませんでした。「ももは生きてて楽しかったのかな。」そう思うようになりました。ももがいなくなって1カ月ほどたった時、私は思いつきました。「さくらとの思い出を日記にしよう。」そう思ったのです。ももがいなくなってから1年がたとうとした5月、さくらが天国へと旅立ちました。さくらは18さいでした。犬のじゅみょうが短いことは分かっていたのに「もっと遊びたかった。」「いろんな場所に連れていってあげたかった。」と、こうかいばかりするようになりました。そして、私はふと思いました。「さくらとももは私が苦しんでいるすがたをほんとうに望んでいるだろうか。」
それからは、ももとさくらのために、一日の幸せを記録するようにしました。またいつか会うときのために。私の命のたからものは、ももとさくらです。それは一生忘れない、ずっと変わらない思い出で、できています。
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