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もうあの命はないのか

No.6949
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 「ガラガラガラ」
いつも同じ音が聞こえた。ハムスターが回し車を回っている音だ。このハムスターは、友達から譲り受けたゴールデンハムスターの「プリン」だ。初めてのペット。ものすごくウキウキしていた。けっこう小さかった。消しゴム5つ分くらいの体積。はじめてかまれたときは、「甘がみでかわいいな、プリンは。」と思っていたが、成長するにつれ、強さがましていた。「いったあ!」あわてて指をおさえた。はなしたら、血がでていた。
 2019年12月22日、今日も元気で、心配はなさそうだ。ふとカレンダーを見たら、冬至だった。私は2階にいた。1階から、声がした。私をよんでいる父の声だった。午後6時ごろ、なみだがあふれた。プリンは天国にいってしまったようだ。もっと長く生きさせてあげたかった。今でも思い出すとなみだがあふれてくる。でも、さみしくはない。今日も、「おはよう。学校いってきます。」と言えるきょりにプリンがいるからだ。

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