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大切ないのち

No.6930
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 2019年12月、ぼくの家で飼っていた犬「サンタ」が亡くなりました。サンタが亡くなるしゅん間を、ぼくは見ていました。
 元気だったころのサンタは、家の中を走り回ったり、ゆう便配達のバイクが通ると吠えたりしていました。しかし、ある日突然、ご飯を食べなくなりました。いつもとちがう様子のサンタを見て、ぼくはとても不安でした。そのまま2日が過ぎた深夜、サンタが心配で中々ねむれなかった時、父が急に大きな声でサンタをよびました。ぼくがサンタのそばに行くと、呼吸があらく苦しそうでした。それから少したって、サンタは急に静かになり、そのうち海にもぐる時のように大きく息を吸った後、そのまま息をしなくなりました。
 ぼくが生まれる前から家族だったサンタと過ごした時間は、あっというまでした。もうサンタと遊ぶ事ができないさみしさを強く感じました。どんな時もサンタがとなりにいてくれました。そんなぼくの兄弟のような存在がいなくなったことを受け入れることができず、今でも時々サンタの夢を見ます。ぼくの周りの大切な存在が苦しんでいるすがたを、ぼくは見たくありませんし、いなくなることは、とてもつらいことです。いなくなったらもどってくることはないひとつのいのちを大切にすることで、少しでも悲しむ人々がへりますように。

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