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さくらちゃんへ

No.6914
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 もう何年たつかな。さくらちゃんがいなくなって。最初に会ったのは、おそう式の時だったね。ぼくは、まだ小さかったけど、ねむっているような顔だったのを、覚えているよ。
 生きていたら何年生かな?住んでいるのは遠くだけど、時々会って遊んだりしてたのかな。
 ぼくのお母さんから、生まれてからたくさん手術をして、がんばったと聞いたよ。とってもむずかしい心ぞうの病気だったんだね。おなかにいる時からすごくがんばっていたんだね。苦しかったかなぁ?ぼくは今、元気に遊んだり走ったりできるけど、さくらちゃんは、息をすることも泣くこともつらかったよね、きっと。一緒に遊びたかったよ。
 ぼくのお母さんは、おそう式の時、ねむっているようなさくらちゃんをだっこして、いっぱい泣いてたよ。小さかったぼくには、あまり意味が分からなかったけど、子供が死んじゃうことが悲しい事だって、今になってすこし分かるようになったよ。健康な体で生まれるって事が、あたりまえだと思っていたけど、そうじゃないんだね。ぼくは、さくらちゃんの分までこの命を大切にしていこうと思うよ。
 命は、1つしかない大切なもの。命がなければ、生きれない。命がなくなったら天国に行く。ぼくのいとこは、先天性の心ぞうの病気で、産まれて3ヵ月で亡くなってしまいました。今は写真でしか会えないけど、ぼくの心の中で、さくらちゃんは生きつづけます。
 ぼくは、命をしんちょうにつかわないとダメということを知りました。さくらちゃん、いつまでもぼくのことを空から見ててね。これからもがんばるからさ!

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