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不安によりそえるように

No.6889
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 3年前、テレビで殺人や自殺のニュースをみたとき、人は死んだらどうなってしまうのか、という不安でねむれなくなる夜が続きました。「亡くなる」ということがどういうことかわからず苦しんでいました。いつもお母さんに同じ質問をして、こわくて泣きながら、やっとねていました。
 ある日、忘れ物を取りにお母さんと学校へ行ったとき、保健の先生に会いました。思いきって相談をしました。先生は笑わずに話を聞いてくれて、思わずなみだがあふれ出ていました。先生は、
「人は生まれてきたら必ずいつか死をむかえるけど、今を楽しく生きることを考えていく方がとてもすばらしいことだよ。先生もお母さんも、死はとてもこわいよ。もし何かつらいことがあったら、家ではお母さんや家族に相談して、学校にいるときはいつでも保健室に来ていいからね。みんな味方だからね。」
と言ってくれました。その夜から、まるでまほうのようにぐっすりねむることができました。不安な気持ちを相談して理解してもらえたこと、何かあったときに頼れる場所があるということが、わたしの心の安心につながったのだと思います。
 わたしのしょう来の夢は、学校の先生です。学校は、勉強や運動を学び、たくさんの友達や先生と様々な経験をして成長する場所です。子どもたちの小さな変化や不安に気づき、声をかけていきたいと思っています。そして、保健の先生のように、いつでも何でも話していいということを伝えて、心をつなげていきたいです。そのためにも、相手の思いを受け止めることや聞く力を高めていきたいです。

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