緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

ヘアドネーション

No.6785
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 ぼくのおばあちゃんは、かみの長さがこしよりも長くあり、いつもかみをきれいに編んでいました。ところがガンになってしまい、ガンを治すための強い薬のせいで長いかみがどんどん抜けてしまいました。そのため、毎日かつらをかぶる事になってしまいました。それでも元気になるんだとちりょうをがんばりましたが、ついに治る事なく亡くなってしまいました。ぼくはやさしい大好きなおばあちゃんがいなくなってしまって、とても悲しかったです。
 その1年後にぼくの妹が生まれました。名前は○○です。生まれつきかみが長く、目が大きくパッチリしていてとてもかわいかったです。そこで、ぼくのお母さんが、みんなで力を合わせて妹のかみを伸ばし、ヘアドネーションをしようと言いました。そのため、毎日ぼくとお兄ちゃんで順番を決めてドライヤーをして、さらさらになるようにがんばりました。それはとても大変で、最初のころは妹が痛いと泣いたり、ドライヤーが熱いとにげ回ってしまいました。やめたくなる時もあったけど、毎日続けて、ついに妹のかみがこしよりも長くなったので、いよいよヘアドネーションをしました。妹はかみをたくさん切ってうれしそうでした。切られた妹のかみは、お母さんがかつらを作ってくれるところに送りました。切ってもらったかみで、ガンのちりょうでかみがぬけてしまった子どもたちのためにかつらを作るそうです。
 おばあちゃんに会えなくなってしまってとてもさみしいけれど、妹につながった命を誰かの役に立てる手伝いが出来たのがうれしかったです。妹も少しだけヘアドネーションの意味がわかってきたので、次もまた伸ばしてヘアドネーションをするんだとはりきっています。ぼくもドライヤーをしたり、手伝ってあげたいと思います。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?