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大切な命

No.6729
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 ぼくはこの夏、1冊の本と出会いました。『カカ・ムラド-ナカムラのおじさん』という本です。最近毎日、テレビで見る外国の戦争。ぼくには遠い国の出来事で、あまり興味もありませんでした。しかし、この本で中村哲医師のことを知り、自分を変えてくれました。
 アフガニスタンとパキスタンで医師として働いていた中村さんは、小さな子供が病気で亡くなっていく原因が水にあると気づきました。大干ばつで飲み水すらなくなり、「清潔な水さえあれば…」と考え、知識も設備も十分でない国で6年という年月をかけ、25kmという長さの用水路を現地の人と協力して作ったのです。そして病気は減り、作物が収穫でき、砂漠は緑でいっぱいになりました。人々の生活は豊かになりました。それだけではありません。みんなが笑顔でいっぱいになりました。生活が安定することで戦いや悪いことをする人が減ったのです。しかし、中村さんは、アフガニスタンで銃でうたれ亡くなったのです。
 中村さんは、どうしてそんな危険な思いをしながら外国の人のために尽くしたのでしょうか。それは、中村さんに医師として命を救いたいと思う強い気持ちと、つねに相手を思いやり信じる気持ちがあったからだと思います。ぼくは中村さんからのメッセージをしっかりと受け取り、相手を自分のことのように考え、やさしい気持ちで接することができれば、みんなが笑顔になり幸せな毎日を過ごせると思います。そして、その気持ちが争いごとのない平和な世界へとつながっていくと信じています。たくさんの命をつないでくれた中村さんはぼくたちの誇りです。ぼくも自分の命を大切に、毎日を大事に過ごしていきたいです。

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