緊急情報
ここから本文です。
No.6721
小学校5年生
【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。
私のおばあちゃんは、ある日突然がんになってしまった。その日から、病気とのたたかいが始まった。それまで当たり前だったことが、当たり前ではなくなった。いつも元気なおばあちゃんが病気になるなんて、考えもしなかった。私はとても不安な気持ちになった。おばあちゃんとやりたいこと、行きたい所、話したいことがまだまだたくさんある。大好きなおばあちゃんと、ずっと一緒にいたい。だから、おばあちゃんにはもっと長生きしてほしいと、心から願った。
手術は無事に成功したが、今もまだ苦しい治りょうを続けている。私だったら、そんなつらい治りょうは、投げ出してしまうかもしれない。でも、おばあちゃんは、私たちのために一生けん命治そうとしてくれている。つらい治りょうから逃げずに、病気とたたかっている。私には、おばあちゃんがとてもキラキラ輝いて見える。私も、そんなおばあちゃんの力になりたいと思う。
昨年、病気が発覚した時、私はおばあちゃんと一緒に近所の神社へ桜の花を見に行った。その時、
「また来年も桜の花を見に行こうね。」
と約束した。そして、今年の春も満開の桜をおばあちゃんと一緒に見ることができた。今まで見た桜の中で、一番きれいな桜だった。来年も再来年も、毎年おばあちゃんと桜を見に行きたい。
私には、心に決めたことがある。それは、大きくなったらお医者さんになるということだ。そして、おばあちゃんの病気を治したい。おばあちゃんのように病気とたたかっている人の命を、一人でも多く助けたい。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください