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ドキドキはきらいじゃない

No.6602
小学校5年生

【ご案内】このページでは、浜松市内の小学5年生の方から「いのちの大切さについて考える」をテーマに募集した作品のうち、公開に同意をいただいたすべての作品を掲載しています。ぜひ他の作品もご覧ください。また、無断転載は固くお断りします。

 本の中の主人公は、すぐに病気になったり事故にあったりする。アクション映画では、人がバタバタと血を流して倒れ、よく見るアニメでは、およそ週に1度のペースで人が死んで犯人があばかれる。でも、私の日常には全くおこらない。ペットも飼っていないし、大好きな人達もすぐ近くにいてくれる。私のわずかな想像力では「いのち」について考えることは困難だと思った。
 今の自分は元気いっぱいで、不自由なく生きることができる。それはすごくありがたいことなんだ、と頭では理解できる。でも実感として、本当に心からそうだと思えたことはないかもしれない。そのようなことを正直に話をしたら、母は、
「もしものことを考えると、現実に起こってしまったらどうしようと思ってしまうから、命のことについて深く考えることができないのかもしれないね。もしもママが事故にあって、もう家に帰ることができなくなってしまったらと考えるだけでドキドキするんじゃないかな。そのドキドキは、ちゃんと命について考えている証拠だよ。」
と言った。確かに私は、少し怖がりでどんなことにもドキドキしてしまう。このドキドキが命につながっているなんて思ったこともなかった。
 ドキドキがなくなってほしいなって思う時もあるけれど、きらいじゃない。今の私には、命の大切さについてすてきな言葉で伝えることはできないと思う。でも、このドキドキする感じを生きることにつなげて、できたらたくさんの人たちといろいろなドキドキを感じていきたい。

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