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いのち

No.6521
小学校5年生

 ぼくには、去年まで一緒に過ごしたひいおばあちゃんがいました。
 ぼくが生まれて10年間、一緒に買い物に行って色んなおかしやおもちゃを買ってくれたり、毎月おこづかいをくれたりして、大好きなひいおばあちゃんでした。
 でも認知しょうもひどくなり、物忘れや攻げき的な行動もでて、会話をする事がへりました。そんな時ガンが見つかり、手じゅつができないと病いんの先生に言われ、かんわちりょうのため施設に入る事になりました。入所してしばらくは、毎週お母さんや妹たちと顔を見せに行っていましたが、月がたつにつれ、顔を見せに行く事がへりました。たまに顔を出すぼくを見て、ひいおばあちゃんはうれしそうな顔をしましたが、ぼくは見る度弱っていくすがたに何て話しかけたらいいか分からず、つらくなりました。前は歩いていたのに歩けない…前は起き上がっていたのにねたまま…前は話ができたのに声がかすれて何を言ってるのか聞きとれない…そしてねむったまま起きない日が続き、死んでしまいました。「あぶない。」と連絡があり急いで施設に行ったけれど、ぼくが着く前にひいおばあちゃんは天国に行ってしまいました。
 今まで人の一生をふかく考えた事がなかったけれど、身近な人の死を経験して考えてみました。いのちとは、いらないいのちはないと思います。誰でも人から生まれ、愛情を受け、楽しい事や苦労をたくさん経験します。一人一人が誰かのためになり、誰かをたよったりして生きていると思います。こうかいのない生き方をするのはむずかしい事だと思いますが、少しでもこうかいのない生き方、人によろこんでもらえる行動ができたらいいなと思います。そしてぼくが大人になって子どもができたら、いのちの大切さを教えたいと思います。

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