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大切な宝物

No.6511
小学校5年生

 4年前、私の家には茶色いうさぎがいました。名前はミルクと言って初めて飼ったペットでした。うれしくて、進んでお世話もやりました。ミルクは抱っこが好きではなかったので、頭や体をたくさんなでました。温かくて幸せな気持ちになりました。
 ミルクを飼い始めてから1年。突然ミルクの体調が悪くなり、食欲がなくなりました。病院で注しゃを打ったり、スポイトで水を飲ませたりしました。私はミルクにがんばって生きてほしいと願いながら、一生けん命お世話をしました。ところがある日、ミルクがたおれてしまい、病院から帰ってきたお母さんは白い箱を持って涙を流していました。それを見て頭が真っ白になり、箱をのぞいて見ると、ミルクが横になっていました。触ってみるとまだ温かくて、いつもなでていた時と同じやわらかさでした。でも、ミルクは動きません。お母さんの涙の理由が、この時はっきりしました。もっと長生きできたはずなのに…と悲しくて涙があふれてきました。
 次の日、家族でミルクを庭にうめました。大好きだったごはんやおやつも入れて、最後にたくさんなでてあげました。昨日のような温かさはもうありません。楽しかった思い出がよみがえりましたが、あの時にこうしてたらよかったと思うこともいっぱいありました。涙を流しながらありがとうと伝えて、土をかぶせました。
 あれから3年。犬のラテが家に来てくれました。ラテから毎日いやしや笑いをもらっています。ミルクの時にできなかったこともして、この家に来てよかったと思ってもらえるように大切にしていきたいと思いました。

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