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いのちをつなぐ手紙

No.6507
小学校5年生

 わたしが生まれる前から、家に3びきの犬がいました。今から3びきの犬の中の1ぴきの紹介をします。その子の名前はけんとです。わたしたち家族が引っこしてきた時ぐらいに、けんとはいでん性の目の病気になりました。でも、ボールにすずを入れてなげてあげると「リンリン」と鳴って、けんとはボールをとりにいきます。けんとは、ごはんはふつうの量を食べているけれどやせ型でした。
 ある日、けんとのケージに昨日食べたごはんがはいてありました。そこから調子が悪くなっていきました。少しずつ少しずつ、食べる量が少なくなっていたので、いろいろな味のごはんを買ってきてあげるようにしました。
 ときどき、けんとをリビングに出してあげるようにしていました。病院でお薬をもらって、飲んでもらおうと思って夜ごはんに入れても飲んでくれなくて、それから病院に入院してしまいました。1日入院してその次の日、弟は5時間じゅぎょうで帰りがはやくて、わたしは6時間じゅぎょうで1時間弟よりおそく帰ってきました。1階にいた父が「けんと死んじゃった…」と言葉にしました。わたしは「ウソだ」「ウソだ」と思いながら、階段をかけ上がりました。いそいでランドセルを自分の部屋に投げて、リビングに急ぎました。そこには、母にだかれたけんとが目をとじていました。
 母はけんととの思い出を語りました。いっしょに沖縄にいったことなどを話してくれました。わたしが5才ぐらいのときにネコを飼っていて、その子と同じ病気でした。2ひきの犬と1ぴきのネコ、そしてわたしたち家族は、けんとはもういないけど、けんととの思い出は絶対になくなりません。

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