緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

いのちをつなぐ手紙

No.6496
小学校5年生

 ぼくは、終戦記念日の8月15日に、戦争についてのテレビ番組を見ました。ぼくは長崎の原ばくを体験した女性の話を見ました。その人は家の近くに原ばくが落ちて、お母さんがぎせいになりました。その時の写真には、原ばくで真っ黒に焼けて死んでいるお母さんの横に立っていた女性が写っていました。その写真を見てぼくは、人は原ばくが落ちるとこんな風になってしまうんだなと思い、おどろいたし、本当におそろしいと思いました。
 その人は今90さいで入院していますが、たくさんの家族がいて、今年生まれたひ孫の赤ちゃんがしょうかいされていました。その人は、原ばくで大切なお母さんをなくしてつらい思いをしたけど、今はたくさんの家族ができて、命を大事につないできたんだなと思いました。
 もう一つ心に残ったのは、沖縄の対馬丸事件です。沖縄の子どもたちは、国の命令で船で親とはなれて本土にひなんしました。しかしそのとちゅうでアメリカ軍のせん水かんにこうげきされてしまい、船がしずんでしまいました。そして、船に乗っていた1,400人以上の子どもたちや大人が死んでしまいました。その中には、ぼくと同じくらいの年の子どもがたくさんいて、何もつみのない人がまきこまれる戦争はもう二度と起きてほしくないです。
 ぼくのおばあちゃんも3さいのときに東京で戦争を体験しました。しょういだんというばくだんが空からたくさん落ちてきて、ほのおの中を走ってにげたそうです。もしおばあちゃんがそこで死んでいたら、今の自分はいません。つらい戦争を乗りこえて、命をつないでくれたおばあちゃんや家族に心から感しゃしていて、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?