人をころせてしまえる言葉

　いままでぼくは、友達や兄弟に「死ね」や「ころす」など、きたない言葉を使っていました。
　ぼくは、その言葉を使うたびに、お母さんに、「やめなさい！」と言われていました。ですが、なかなかすぐには直せずにいました。なぜなら、そんなに人をきず付ける言葉だとは思っていなかったからです。ですが、テレビで「インターネットで知らない人に中しょうされて自さつしてしまった。」というニュースを見ました。それを見てぼくは、いままでかんたんに、「死ね」や「ころす」という言葉を使っていましたが、言葉で実際に人をころせてしまえるくらいの重い言葉だということを知りました。
　ぼくは、自分で自分をころしてしまうということは、どれだけつらいことだろうと考えました。ぼくは、そんなふうに思ったことがなかったので、「何も考えず幸せに生活してきたんだな～」と思いました。
　ぼくは、だからもう「人をきず付ける言葉を言わない。」ときめました。