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じいじから学んだこと

No.6450
小学校5年生

 私は、じいじが入院したと聞いて、びっくりしました。あわてて家族みんなで仙台までお見まいに行きました。そのとき会ったじいじは、ベッドでとても元気そうでした。私は安心しました。それで、
「冬休みも仙台にくるからね。」
と、じいじと約束しました。私が浜松に着くころには、もうじいじは、退院しているかもしれないとすら思っていました。
 私はじいじは、元気で丈夫な人だと思っていました。例えば、98才の今でも魚を頭から、ほねごとバリバリ食べてしまいますし、元けいさつ官で、けん道やじゅう道の達人でもあります。せも高く、せ中もピンとのびていました。
 そう思っていたある日、じいじが亡くなったという電話が入りました。それを聞いて、私は、うそでしょ?と思いました。冬休みに会えると思っていただけに、私のショックはとても大きく、何日も落ちこみました。
 私はじいじの死から、人が死ぬと、周りの人はとても悲しい思いをすることを知りました。だから、私は周りの人を悲しませないよう、命を大切にしていきたいと思いました。
 その後、おそう式に参加した父から、東北の震災では、家族も知らない間に、じいじが気仙沼の親せきを助けに行っていたと聞いてびっくりしたという話を聞きました、じいじは、明るいだけではなく、私が知らない所でも、いろんな人を笑顔にしてきたことを知りました。その98年間の人生を、精一杯全力で生きぬいたじいじを、私はとてもほこりに思います。
 じいじ、また会うときまでに、たくさんのみやげ話ができるよう、私もがんばるね。

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