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天国で見守ってくれているじいじ

No.6344
小学校5年生

 4年前、いつもおもしろくて笑わせてくれたわたしのじいじが、学校から帰ったら、亡くなっていた。わたしはそのとき1年生で、弟はこども園に通っていた。わたしが学校から帰ってきたときには、弟はもう帰ってきていた。
 弟は、わたしが帰ってきたときすぐに「じいじが死んじゃった。」と言った。わたしは意味が分からなかった。だって、とってもやさしくて、おもしろかったじいじが、帰ってきたら亡くなっていたから。とても、とても悲しかった。今までで一番悲しかった。「なんで、どうして、じいじが亡くなったの。」その時の気持ちは、今でもわすれられない。
 わたしは、こども園のときまで、人が亡くなっても、おそう式でも泣かなかった。それまで命の大切さが少ししか分かっていなかったから。だけど1年生になった時から、人が亡くなった時やおそう式で自然に泣けた。じいじが亡くなって、命の大切さが分かったから。
 じいじは、すごかった。がんで、どんなに苦しくても、わたしや弟、お母さん、だれにも苦しいというすがたを見せなかった。しかも、弟が産まれたときから、じいじはもう、がんはなおらないと言われていた。それなのに、がんばって一生けん命生きていた。だからわたしは、じいじのことを思いだしたい。じいじのような人になりたい。また、自分の命も人の命も大切に、むだにしたくないと思った。今でも、がんばりたいときは、天国のじいじに向かっていのっている。じいじに教えてもらったことは、たくさんあった。何があっても最後まであきらめないこと。わたしは、そんなじいじの良いところを見習いたいと思った。

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