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生きてるから死んでしまう

No.6321
小学校5年生

 ぼくは、生きているからこの世界にいる。この世界にいるということは、人、生き物みんな死んでいく。わずかな時間で死んでいく。つみをおかしてなくても死んでいく。この世界はみんな死んでしまう。つみをつぐなえば死なないなんてことはない。それはこの世界だからだと思う。
 死ぬとはこわいことだと思う。ぼくは、死んだこともないし、死んだところも見たことがない。だから死ぬとは、どういうことか分からない。だから、こわいかが分かるのは死ぬときだけ。ぼくはそのこわいと思うときまで、ちゃんとした人間でこわがりたい。つみをおかしたら死ぬ前からこわくなると思う。たとえつぐなってもこわいと思う。だってつみは、一生消えないから。人はこわいという感情がある。その感情がなくなることはないと思う。その感情があるわけは、死んでしまうときにこわがって、死ぬことのきょうふを感じるためだと思う。死ぬことは一生に一度しかないので、きちょうな体けんか、こわい体けんか分からない。考えているうちにこの楽しい時間が過ぎていく。
 ぼくは今、今を考えくらしていく。だって死んで後かいするより、今、後かいすれば、死んだとき後かいする数が少ないと思う。さっきも書いたけど、死ぬのは一生に一度だから、そのきちょうな体けんだからこそ、死ぬとき、死ぬとは、と真けんに考えた方がいいと思う。どっちにしても、死ぬことは、こわいことだと思う。そして、きちょうな体けんだと思う。

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