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いじめ

No.6278
小学校5年生

 私は、いじめられたことがありません。だから、いじめられている人の気持ちがなんとなくしか分かりませんでした。けれど1冊の本と、いじめられているクラスメイトが、その気持ちを教えてくれました。本では、前の学校でケガをさせたり、暴言をはいたり、おそろしいことばかりでした。クラスメイトは「近よるな」とか「デブ」とか言われていました。私は1、2年生までは気にもとめなかったけど、3年生の時、本に出会い、助けよう、笑顔でいられる場所をつくってあげようと心に決めました。仲良くしていくうちに、だんだんみんなはその子のなにがいやなのか、まったくわからなくなりました。
 「人をきずつけるのも人だが、なおしてくれるのも人なんだよ。」「必ずいるんだよ。」本の中の言葉が、私の心をゆり動かしました。私は暴言もはいたりしていない、ただ見ているだけでしたが、本の中の言葉で「みんながあの子をいじめてる。だったらあの子を助けられるのは私しかいない。」、そう自分に言って、少しずつ少しずつ近づいてそばにいてあげたら、不登校になっていたけど来るようになりました。「グズグズなやむより声をあげたほうが生きやすいと知ったんだ。」これも本の言葉です。いじめられている子は、なやみがあると私に相談してくれます。
 今からが私からのメッセージです。
「1人でなやまずに相談すれば、心が変わって仲良くしてくれる子がいるかもしれません。そんな希望を捨てずに生きていってください。」
今ではその子も気にせず、元気にがんばっています。

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