たった1つの命だから

　最近ニュースを見ていると、新型コロナウイルスや自殺などのニュースを見かけます。新型コロナウイルスが原因で、国内でおよそ1,021人もの人が亡くなっています。志村けんさんや、女優の岡江久美子さんなども新型コロナウイルスで亡くなってしまいました。このコロナウイルスという1つの病気のせいで、何人もの命がなくなってしまいました。
　けれど、こんなみんなが不安なときに、いやがらせや誹謗中傷などのことをする人がいて、そのせいで自殺をしてしまう人もいます。人が生まれるかくりつは、毎回宝くじを買って、1億円が100万回連続で当たり続けるぐらいの、とてもめずらしいことなんだそうです。毎日息をして生きているということだけでも、奇跡なんだと思います。村上和雄名誉教授によると、人間の持っている遺伝子情報は1粒の米を60億に分けたほどの極小スペースに、1ページ1,000文字で1,000ページ、大百科事典が3,200冊分が入っているそうです。私たちがいまこのような形で生まれてきているのは、人類進化の3回の大きな奇跡があったからです。1回目の奇跡は、「生物が目を持ったこと」、2回目の奇跡は、「ほ乳類が胎盤を獲得したこと」、3回目の奇跡は、「ほ乳類が大脳新皮質を獲得。脳が大きくなったこと」です。私は、このようなことを知って、人生は、一生に1回で命は1つしかないから、もっと命を大切にしたいと思いました。