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いのちは大切に

No.6110
小学校5年生

 私は、この11年間この世界で生きてきました。その11年間の中で、私の小さなころにひいおじいちゃんがなくなり、3年生のころにひいおばあちゃんがなくなり、5年生になって少ししておばがなくなりました。けれども、4年生のクリスマスイブの日に私の弟が生まれました。家族が1人ふえて、そのときはとてもうれしかったです。また、最近いとこの子どもが生まれました。
 お母さんが私を出産するとき、私は頭は出てきているのに、おなかの中がとても気持ちよかったのか1週間も出てこなくて、心音が弱まってきたのできんきゅう手術になり、やっと私が生まれたという、たいへんな出産だったと言っていました。
 このように、いのちは一つしかないし、人生は一度きりです。私みたいに、自分が生まれてくるときたいへんだった人もいるかもしれません。お母さんがたいへんな思いをして産んだのだから、かんたんにいのちをすてないで。自分が死んで一番悲しむのはきっと家族の人たちです。つらいなら大人に相談したり、友達に言うだけでも少しちがうかもしれません。つらくても、苦しくても、けっしてひとりにならないで、たくさんの人たちがあなたの味方です。
 前にも言ったようにいのちは一つ、人生は一度きりです。一回だけの人生、つらくても苦しくても、精いっぱい生きてください。

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