緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

ぼくと熱帯魚

No.6101
小学校5年生

 ぼくは休校が始まった3月、熱帯魚のオスとメスをかい始めた。その親から3びきの赤ちゃんが生まれた。この3びきはとても成長がおそかったので心配した。
 そんなある日、1ぴきの赤ちゃんがしんでいた。その後、もう1ぴきもしんでしまった。ぼくはかなしみをこらえて、生き残った1ぴきを育てようと決意した。でもその赤ちゃんは元気が良かったので安心した。
 休校が終わってから1ヵ月たったある朝、元気に泳いでいた熱帯魚の赤ちゃんが、ちょっと見ないうちにしずんでしんでいた。ぼくは、なみだがとまらず悲しみであふれていた。ぼくは、まるで1人ぼっちでくらやみの中にいるように感じた。ぼくはその後も熱帯魚の赤ちゃんのことで頭がいっぱいだった。ぼくは学校でこの辛い気持ちをがまんしていた。その時のぼくはがまんするということじたいが辛かった。でもその時感じていた気持ちは、家ではきだせた。
 自分が感じているその時の気持ちを、そのまま出せる場所や人がいることで気持ちが前向きになった。でも完全に受けとめられたわけではなく、まだ思い出すと悲しみを感じる。今は、新しく20ぴきぐらいの赤ちゃんが生まれ、大切に育てている。
 ぼくはこの命に向き合い、色々な感情を経験した。そして、命について深く考えさせられ、その大切さを学んだ。これからもぼくは、命を大切にしていこうと思う。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?