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大好きなやさしいじいじ

No.6078
小学校5年生

 「今日はどこに食べに行きたいだ?」
じいじは私達が遊びに行くと、いつもそう聞いてくれて、好きな物を食べさせてくれました。また、温泉が好きでいろいろな所へ連れていってくれました。
 じいじの家は農家で、米やさつまいもやエシャレットを主に作っています。じいじが作ったものはとても美味しくて、たくさんの人が買ってくれました。中には、「この家のさつまいもじゃないと食べない。」と言ってくれる人もいたそうです。じいじが一生けん命愛情をこめて作ったから、美味しいのだと思います。
 年末には、木のきねとうすを使っておもちつきをしました。きねは重いので、小さいころはじいじといっしょにもって年の数だけつきました。大きくなって一人でつくと、「ぺったん、ぺったん」と音がでるようになり、じいじが
「でかい音がでるようになったなぁ。」
とほめてくれました。つきたてのおもちは、やわらかくて、すごくのびてほっぺがおちそうなくらい美味しかったです。節分にはお菓子をたくさん用意して、豆まきをしてくれました。
 このように、私達をいつも喜ばせてくれるやさしいじいじが大好きでした。そんなじいじが今年の2月に病気で亡くなってしまいました。亡くなる前日、病室に家族みんなが集まり、じいじは一人一人に言葉をくれました。私には、
「これからもがんばって習い事つづけてね。家族、いとこどうし仲良くしてね。」
と言ってくれました。悲しくて、さみしくて、たくさん涙がでたけれど、しっかり守っていこうと思いました。そして、じいじのようにだれにでもやさしくしていきたいです。

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