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お兄ちゃんとの思い出

No.5983
小学校5年生

 私のお兄ちゃんは、2月になくなりました。なんで、お兄ちゃんがなくなったか、お父さんにたずねてみました。理由は、お母さんのおなかの中でへそのおが足にからまり、酸素が止まってしまい、のうがこわれてしまったからです。低酸素脳症という病気だそうです。お兄ちゃんは、産まれてからずっと植物状態になっていました。
 そんなお兄ちゃんに私は、いろいろなお世話をしました。ふとんをかけてあげたり、体温を測ったり、歯をみがいたりしました。
 お兄ちゃんとの思い出は、たくさんあり、とても楽しくすごせました。一しょにおさん歩をして家まで来て、おじいさんたちと会いました。また、ベッドの上で歌を歌ったり、絵本を読んであげたので、うれしそうな顔になっていました。
 私はお兄ちゃんが病気じゃなかったら、一しょに学校に行ったと思います。兄弟げんかもしたかったです。一番してほしかったことは、勉強を教えてもらうことです。そうすれば、成績が上がっていたかもしれません。
 お兄ちゃんは、なぜ産まれてきたかを考えました。お父さんにたずねてみたら、
「わからないなぁ。」
と言われました。
 私の考えでは、一つは、一しょに思い出作りをしたかったのだと思います。もう一つは、私のしょうらいのゆめをくれるためです。
 お兄ちゃんのお世話が楽しくて、しょうらいかんごし、かいごしになりたいと考えました。
 お兄ちゃんの分まで生きようと思いました。

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