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ひいおばあちゃんありがとう

No.5889
小学校5年生

 私が命の大切さを知ったのは、3年生の時でした。ひいおばあちゃんは、病気が分かる2週間前までは元気に過ごしていたのに、突然、自分の事などが分からなくなってしまいました。ご飯も食べれなくなってしまいました。すぐに病院に行き、そく入院、次の日には、病気が分かりました。それは、8月19日、「多発性骨ずいしゅ」と言う病気でした。お母さんが、先生から余命2週間と言われたと話してました。突然の病気、突然の余命宣告、もう手術も出来ないくらい病気は進行してました。
 ひいおばあちゃんとは、私が小さい時、お母さんが仕事だったのでいつも一緒にいました。買い物に行ったり、お泊りの時は一緒にお風呂に入って一緒にねてました。そんなひいおばあちゃんが、突然私達の事も分からなくなってしまい、私はとても悲しくなりました。もう退院する事は出来ないくらい、日に日に病状は悪くなって行きました。
 私は、学校が終わったあとは、かならずひいおばあちゃんのところへ会いに行きました。お母さんがひいおばあちゃんに、
「子ども達、来たよ!!」
と声をかけてくれます。ひいおばあちゃんは、反応はないけど、きっと私達が来てる事は分かってくれているんだと思いました。
 その日が、やって来てしまいました。私は学校を休んで、ずっとひいおばあちゃんと一緒にいました。9月のある日、家族みんなにかこまれて、ひいおばあちゃんは旅立ちました。産まれてからずっと一緒にいたひいおばあちゃん。やさしくて、おいしいご飯を作ってくれて、本当に大好きなひいおばあちゃんでした。私も、ひいおばあちゃんみたいな人に、やさしく、みんなに好かれる人になりたいです。ひいおばあちゃん、ありがとう。

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