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生きたくても生きられなかったあなたへ

No.5804
小学校5年生

 東日本大震災が起きた時、私は仙台市に住んでいました。2才の時なので、すごくくわしく覚えているわけではないけれど、寒かったこと、怖かったことは、ばくぜんと覚えています。今でも、地震速報の音や津波けいかいの画面を見ると、怖くて嫌な気持ちになります。
 あの日、たくさんの命が失われました。あの時、生きたい!と強く願った人はたくさんいたと思います。
 生きたくても生きられなかった人がいると思うと、自分が今生きている、あの時生かされた意味を考える時があります。私に何ができるのだろう?何のために私は生きているのだろう?いくら考えても、ハッキリとした答えはでません。
 そして、私はこう思うようになりました。生きることに意味はいらない。だけど、無意味に生きている人はいない。自分ではわからなくても、誰かにとって必要な人かもしれません。自分では気づかなくても、想ってくれている人がいるかもしれません。
 今いる身近な人だけでなく、これから出会う誰かのためにも自分は生きているのかなと思います。もちろん私にも、存在に勇気づけられたり、目標になったりする人たちがあらわれると思います。そんな人たちと出会うのを楽しみに、生きていきたいです。

 生きたくても生きられなかったあなたへ。私に考える時間を、きっかけを作ってくれてありがとうございます。

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