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おじいちゃんの心臓

No.5773
小学校5年生

 僕のおじいちゃんは働き者です。コンビニを経営していて、朝から夜まで毎日働いていました。そのすがたは、とてもかっこよく、そんけいしていました。
 そんなある日、突然おじいちゃんがたおれました。僕はびっくりして泣いてしまいました。死んでしまうのではないかとこわかったです。おじいちゃんに会えたのは、たおれて10日ぐらい経ったころでした。おじいちゃんのすがたを見たとたん、涙が出ました。おじいちゃんが生きていてくれたうれしさで、声も出ませんでした。おじいちゃんがたおれた理由を聞いたら、働き者のおじいちゃんの心ぞうも働きすぎて、つかれてしまったようです。病名は、拡張型心きん症でした。元気なことが当たり前としか思えていなかった僕の考えは、おじいちゃんの心臓によって、当たり前ではないのだと教えてもらいました。初めて「死」という言葉を目の前で感じ、死は怖いものだと学びました。
 今、おじいちゃんの心臓は元気に動いています。だから一緒につりに行ける、勉強を教えてもらえる、ぎゅっと抱きしめてくれる…まだまだ、たくさん思い出を作っていきたいです。
 仕事一本で働き者だったおじいちゃんも、今は、まご一本で、とても優しいおじいちゃんです。おじいちゃんの心臓が家族をまとめ、生きる大切さを、身をもって僕達に伝えてくれました。
 僕は今生きていることに感しゃし、一日一日、一生けん命全力で生きていきたいとちかいます。
 おじいちゃん、ありがとう。

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