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ペットは家族

No.5746
小学校5年生

 ぼくのうまれるずっと前、まだぼくのお父さんが子どものころのことです。お父さんの実家にマルチーズがやってきました。名前は、「チビ」です。お父さんは、弟のようにチビをかわいがり、家にいるときはいつもチビといっしょでした。ですが、お父さんが高校2年生の夏に、わかい男の人が乗ったバイクにひかれて死んでしまったそうです。家族のみんながショックで、とくにお父さんはとてもショックを受けてしばらく立ち直れなかったそうです。
 そんなお父さんを見ていたおばあちゃんが、その年の秋に同じマルチーズを家につれてきました。新しい犬にも「チビ」と名付けました。お父さんは、少しずつ元気を取りもどし、チビを育て始めました。お父さんがお母さんと結こんしてチビといっしょに住まなくなっても、実家に帰るとチビは、お父さんを覚えていて、あまえてきました。
 そして、ぼくが生まれてチビは、ぼくのにおいをクンクンとかぎ、ぼくのことも覚えてくれるようになり、おばあちゃんの家に行くと、いつもチビと遊びました。
 それからずっと時がたち、チビは18才のたん生日の直前に死んでしまいました。人間の年では、88才位だそうです。
 悲しい気持ちでいっぱいになるけれど、チビが最後まで一生けん命に生きようとがんばるすがたを見て、たくさんの力をもらいました。

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